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フォロワーシップをもつことで見えるもの

こんにちは!Legaseedの吉本です。

私はある大手企業で新卒採用担当を務めていたことがありました。その際に学生向けの会社説明会を両国国技館で開催することがありました。その準備の中で社長の秘書さんから事前に「水を用意しておいてください」と伝えられていたので、私は「南アルプスの天然水」を2本控室に準備しておきました。しかし秘書の方が控室に到着してすぐに「水が用意されてないですよ」という連絡が来ました。両国国技館は控室の数も多く広いため、最初は「部屋を間違えてしまったのかな」と感じていました。

しかしこの考えが全然違っていて、秘書の方が私に伝えたかったことは「社長にとっての水ではないものが準備されていた」ということでした。

私もその時はじめて知ったのですが、社長が当時水として飲んでいたものが「Perrier」という水で、私が用意した「南アルプスの天然水」は社長にとっては水ではなかったのです。

この失敗から私は自分が上司のニーズをちゃんとくみ取れていなかったんだということを痛感しました。たかが水だけど、されど水です。日ごろの上司の行動をしっかり目に焼き付けていれば何の水を飲んでいたかは簡単に把握できたはずですし、自分目線の水を準備することもまずなかったのではないかと思います。

上司が見ている世界というのは視座も高く視野も広いため、自分が知らないことが上司にとっては当たり前という状況が少なくありません。

しかし上司の立場に立って世の中を見ていかないと、お客様にも社内にもピントがずれた答えを出してしまうことにつながってしまうかもしれません。

そのため私のような冷や汗をかかないためにも、皆さんには「上司の目線で世の中を見る」ことや「上司の見ている/感じている世界に同調する」ことを改めて考えてみましょう。

【もし会議でメッセージするとしたら】
・上司に対してフォロワーシップを発揮したこと
・部下に対して視野の違いを感じたエピソード


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