落武者ギタリストが脳出血になりましたが、何か？　55話　笑いとはなんですか？

気分が乗らない時、嫌なことがあった時など、よくテレビを観ますが、大概、録画しておいた演歌番組か、
吉本新喜劇のどちらかを観て寝ます。

同じものでもお気に入りは、何度でも何度でも観ます。

他にもまあ色々観たりもしますが、まあ、生きていると腹立つ事も多いもので、イライラして寝る事程、嫌なものはないので、お笑い番組はリセットしてくれるので大好物です。

昔、東北地方出身のバンドメンバーに、
かいーの、とか、脳みそバーン、とか、パワーとか。お前の好きなギャグのセンスがわからない。意味ない事を大きな声でいっとるだけだろ？

ど言われた事がありました。
いやもうその通りです。
意味わからんすよね？
そこです。そこが大事。考えなくていいんです。
で、大爆笑て。もう、完璧やないすか。
そんな関西の笑いはしっかりと子供の頃から根付いている落武者、
あ、しまった。

おはようからおやすみまで、暮らしを見つめる落武者です。

言うの忘れてたから、師匠とのラブ写真にしておきましたはい。

そう、笑いの話ね。
そう言うわかりやすーい笑いが大好きなんです。
更に彼に言われたのが、
お前はステージMCで、意味のない事を大きな声でずっと喋るだけだな！
と、
いーじゃないの。しっかり笑いを取れているから！

あ、さっきから言ってくれているバンドメンバーは仲良しの中の会話ですから。

いや、違うんです。違うんですよ、東北地方と関西地方の笑いが。

よーくわかった事があります。
ある時、山形にツアーに行き、ライブをしまして、いつも鉄板のネタも滑る滑る。
同じ事してもダメだと思い、ガラッと方向転換し、山形に合わせたライブをした事がありました。（山形に合わせたライブてなんや。）
いつも東京が主戦場で、関西ノリのギタリストも、
山形は怖かった。茨城は意外と乗り切れた。千葉神奈川は東京と同じ。

関西、、、大爆発ですよ。
もうね、ホームですよホーム。
大阪、京都とライブしましたが、もうウケるウケる。
と、場所によってやはり違うんですよ。

まあ、正直言うと、僕は関西人ではないですからね。
東海地方の岐阜県人なので、もっとノリが違う。と思います？

そうじゃ、そうじゃなーいーんです。

出ました。鈴木様。
岐阜とか愛知、三重って、もう充分関西ノリなんです。
ただ、大阪人ほどの勢いはもちろん無いですはい。

大阪人は以上です。勝てません。
もう、すごいと思います。大阪人になりたいです。

さて、伏線回収。
さっき師匠の写真を載せたのですが、
師匠は生粋の京都人。

ご覧ください、もう楽しい。
神です。

そんな師匠もお笑い大好きなのですが、僕とはちょっと違うんです。
でも根本は同じなんです。

師匠はネタをしっかりと考えて完璧にやるんです。
台本から作るんですね。
おもろすぎますはい。完璧です。練習しまくるんです。

僕はもう、場の空気で全て現場、その時に勝負。
スタンダップコメディか落語のまくら、と言った感じがわかりやすいですね。
それができる様になるにはもちろん時事ネタから言葉から知ってないと出来ないので、そりゃあ普段から笑いに目を光らせていますよ。努力家ですよ。ギターより努力家ですよ。

そんな正反対な2人が師弟関係？なんですはい。
師匠は僕のしている事をしっかり認めてくださってますし、
僕も師匠のされている事を尊敬しています。

そんなもんなんです。
笑いを取る手段が違えど、笑いをとればOK。

そんな師匠と一度聞きたいおもてたんやが、
伸太郎、笑いとはなんやと思う？
と、真剣に聞かれたその問いに、僕がサラッと、

んー、やっぱり、間、ですかね！

と即答。
師匠、大変喜んでくださって、これでもかと握手しっぱなしで二人ビールを飲みまくったのを鮮明に覚えています。

嬉しかったと思います師匠。
今まで同じ質問を幾人もしてたんでしょう。

実は僕も同じ質問を、何度か後輩にした事あるんです。

望んだ答えなんて全く返ってきた試しは皆無でした。
師匠に正にその質問の問いに答える。

間ですよ間。笑いは。
間。

もうさすが師匠です。
笑いは間。
失敗したらおもんない。
間は大事。全てにおいて大事なんです。
居間、土間、お茶の間、、いや違う違う、

また出た鈴木様。ありがとう、いい薬です。

そんなお笑い大好き。

お笑いだけでなく音楽も師匠だもんね。嗚呼ありがたいです。

頑張ろっと。

まだまだ続く！