腕時計2

そもそも感心のない腕時計について
書こうかなんて
やっぱり感心のない人ではない
のかもしれません。

昔、2〜3,000円の時計を
愛用していた頃、
電池切れが起こると買い替えていました。
まあ、時計ごと新品になるし
電池交換も1,000円程度はかかるものです。

今、2万円程で買った
オリエントの機械式時計を眺めながら
“オーバーホールしないで買い替えたらいい”
なんて考えていました。
オーバーホール代と
さほど変わらない値段で
新品が来るなら悪くない。

時計好きの方から
お叱りを受けそうな感じです。
確かに、機械式時計というのは
ちょっと違う。
デジタルのクォーツ時計が
100均でも置いている事を考えれば
根本的にコストを落とせない
物なのです。
ゼンマイという
動力としては極めて古臭いもので
小さな歯車を動かしながら
時を刻んでゆく。
子どもの頃に帰ったつもりで
眺めれば当におもちゃのようです。
いいお年を取られたおじさまが
かつての悪童顔になって
微笑んでいるのは
分からないではありません。

しかも、針の動きの正確なこと!
低価格の機械式時計であっても
古臭い動力で動かしているのに
1日に10秒程しか狂わないのは
驚きとしか言えません。

2,000円程度のクォーツ時計を
愛用していたような、
時計に感心のない者が
こんな事を書き出したら、
まさに沼にハマり込んでいっていると
言うのでしょう。

お金があったら
グランドセイコーなんかを
買うんだろうか。
グランドセイコーだったとしても
機械式時計で比べてみれば
2,000円程度のクォーツ時計の方が
正確だろうという事。
これがまた
腕時計を面白くしているように思います。


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