「昔は良かった」と言えますか?
私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。
相反する言葉
「昔は良かった」、「自分たちのほうが大変だった」とお年寄りはよく話ます。本当に「昔は良かった」のでしょうか。 検証してみなしょう。
給与
サラリーマンが受け取る給与は、昔のほうが良かったと思います。正社員採用が多く、年功序列で、給与は毎年上がります。だれもが家を買って、一国一城の主になりました。なによりも「夢」があったと思います。
結婚
結婚は、結婚するまでは、「昔は良かった」と思います。一緒に生活して、子供を持って、親の世話をして・・・となると「私は苦労した」となります。現在では、情報が手に入りやすいこともあり、結婚してしまえば、どうにかなるとはいきません。私が30代の頃まで、帰る実家がない女性(両親を亡くした女性)は、若くして結婚していました。嫁ぎ先は、自営業だったり、農家だったり、夫側の両親や兄弟がたくさん同居してたりと、人手として望まれての結婚でした。令和の今では、仕事をして自立することも可能です。30歳過ぎまで独身でもめずらしくありません。
学歴
現在では、だれもが気軽に「奨学金」を借りて大学に行きます。かつては、大学は、学力が高い人が進学していました。学力がさほど高くない高校生は、短大や、専門学校、就職などを選んでいました。お金を借りてまで、進学することは「無駄」と思われていたのです。
昭和の頃は、大学に進学しない方もたくさんいたので、肩身の狭い思いはしません。勉強したい方は、「夜間大学」で学び、資格を取ったりしていました。大学の授業料と、得られる大卒の学歴がうまくマッチしていました。大学を卒業して、就職しても「奨学金」が払えないとい状況にはなりません。これだけは、「昭和の時代のほうが、ましだった」と思います。「昔のほうが良かった」ではありません。
転職
平成から現在にかけて、転職することは普通のことになりました。転職先も、国内だけでなく海外も視野になり、世界中で働くことができます。昭和では、考えられないです。転職に関しては、現在のほうがあっとうてきに良い状況です。昭和の転職は、転職するたびに、給与や待遇が下がっていきました。転職については、昭和のほうが大変でした。
日本人は自分より、楽をしている人を貶める傾向があるそうです。私は、「若い方が楽をしてもいい」、「人生は楽しく過ごしたほうが良い」と思える年寄りになります。
サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。