見出し画像

私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

1人暮らしの女性は、事務員として採用されない?

はい、私が新卒で就職した昭和61年頃は、事務員の女性は、親との同居が採用の必須条件でした。就職活動をする女性も、親と同居する自宅から通える会社を選んで応募していました。

なぜ、一人暮らしはだめなの?

理由は多々あります。

まず、採用する会社の理由です。
昔からの習慣とか、一人暮らしできるほど、高給ではない。一人暮らしの女性は生活が乱れている(ひどい!)。独身男子社員も、ほとんど親と同居。

応募する女性が一人暮らしをやらない理由
親が1人暮らしを反対している。預金ができなくなる。女性の一人暮らしは危険という先入観がある。婚期が遅れる。

上記の理由を鑑みると、採用する側もされる側も、大した理由はありません。科学的根拠もありません。ただの思い込みです。

一人暮らしはを親が反対する理由は、少し理解できます。
1人暮らしの経験がない。
戦中以前の生まれの親は、ほとんどが一人暮らしを経験していません。自分ひとりで稼いで、家事をしてということが、とてつもなく厳しいことだと思っていました。

家族は、いっしょに暮さなくてはいけない。
長男は結婚しても、親と同居という習慣が根強く残っています。家族は一緒に暮らすことが幸せだと言う教えに縛られているんです。

女性の一人暮らし令和のイメージ

これは、イメージもなにも、ライフスタイルのひとつなので、就職には何も影響がありません。ただ、持ち家だった場合、「転勤は可能かな」と思われるくらいです。就職先が、海外も考えられるようになった現在、女性の一人暮らしは、普通のことになりました。

ついでに・・・・

新卒で就職する場合、アパートを借りる資金が足りないことがあります。安いアパートを探すが、一人暮らしを諦めるか、昭和の時代は、この二つした選択肢はありませんでした。現在は、「ルームシェア」、「ハウスシェア」という便利な、部屋の借り方があります。私が、就職した昭和61年にこのシステムが普及していたら、選ぶ仕事も変わっていたと思います。

私が、2000年頃に、通っていた英語のクラスの先生も、学校を卒業して、始めて就職するとき、シェアルームを借りたと聞きました。彼女が就職した年代は1960年代で、場所はNew Yorkシティです。「さすがアメリカは進んでいるなぁ~」と田舎者丸出しの感想を言ったものです。

私が就職したころ、アメリカの働く女性はこの映画をイメージしていました。


サポートしていただけたら、とっても嬉しいです。昭和の文化をとことん、語ってみたいと思います。昭和のOL仕事についてお知りになりたいことがあれば、コメント下さい。noteでお答えいたします。