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「昭和の仕事術」言われたことだけやってりゃいいのか?

私は昭和の終わり頃に、営業事務として商社で働いていました。そのころの仕事術で昭和と令和との違いを書いています。

私が、営業事務として働いていた昭和の時代、指示されたことだけをしていました。それを咎められたことはありません。なぜなら、やらなきゃいけないことが山積みだったからです。

・バブル期ということもあり、受注、発注の電話が鳴りっぱなしです。

・来客も頻繁に来ます。

・前任者がしっかり引継ぎをしてくれたので、曜日ごと、週ごとで行う仕事のリストが出来上がっています。

・暇があったら、読んでおいてという資料もデスクに溜まってきました。

・上司からの雑用も、頻繁に任されます。

やることがなくて時間が余るということはありませんでした。
指示待ちでしか仕事ができないというシチュエーションがまったく理解できませんでした。

令和のビジネス書を読むと「言われたことしかできない社員」、「指示待ち人間」などという表現がよく書かれています。昭和のオフィスはどうだったのか思い出してみると、上司から何か、仕事を依頼されて、その仕事を行います。上司の思ったとおりの結果が出なかった場合、「馬鹿野郎、やりなおせ」という身も蓋もない罵声が返ってきました。それを何度か繰り返すと「指示待ち人間」多少ましになります。ビジネス書も特に浸透していない時代です。すべて「ばかやろう」で済ませていました。他社の社員が優秀かどうかもわかりません。指示がなくても仕事を進められるような社員は、めったにいませんでした。植木等の「サラリーマン映画」のような人がけっこういた時代です。のんびりしていたんですね。



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