2018年上半期ヴォーカリオン5選
普段からVOCALOID関連タグで曲を探している方は御存知だと思いますが、「機動歌姫ヴォーカリオン」という、ロボットアニメ系のアニソンを想起させる作品タグがあります。
機動歌姫ヴォーカリオン（きどううたひめ―）とは、ボーカロイド関連作品に付与されるタグである。
ロボットアニメのOP、ED曲風のボーカロイド楽曲
ボーカロイドをモチーフにしたメカが登場する動画
ヴォーカリオンタグのついた曲を動画のBGMとして使用した動画
選出される曲の傾向としては、リアル系ロボットアニメにて使用される楽曲のイメージに近いものが多い。
代表作には、minato（流星P）さんのSoarなどが挙げられます。
いくつものジャンルに分かれるボカロ系生放送にはヴォーカリオンコミュもありまして、不肖私が現在のコミュオーナーを務めております。
◇機動歌姫ヴォーカリオンコミュニティ（co218534）
毎年やっているボカロ10選では、通常の10選以外にヴォーカリオン関連の10選も作ったりしてました。今年、2018年は上半期から5選を行ってみます。
yukiさん、ミクノポップの新作です。
アップテンポながら緩急と表情に富み、爽快感に溢れています。
このままアニメが始まっても不思議がない出来栄えで、機動歌姫ヴォーカリオンの説明に使えそうな王道進行にうっとり。
作曲：Spectra（シュートP）さん、イラストはつきよのさん。
和風EDMとしてのバランスが絶妙で、もっと聴いていたくなります。
最後の終え方はフェードアウトの方が好みですが、まあこれは作者さん次第ですね。（それにしてもIAちゃんかわいい）
新人neko-melonさんの初投稿作品。イラストは推奨幻想さん。
2年かけて作り上げただけあって、素晴らしい完成度の作品です。
間奏部分のセリフもあかりちゃん。このための紲星あかり起用かな。
孤独な冬から逃げる兎は、果たして春を見つけられたでしょうか。
AETA（イータ）さんの最新作。
2009年の代表曲「OVERHEAT!」以来、投稿し続けておられる古参Pさんです。（OVERHEAT!、殿堂入りしないかな……）
珍しい導入ですが、熱くまとめ上げるこの手腕こそAETA（イータ）節。
力強くも爽やかなリンちゃんロックがぴったりの曲です。
ワカバさんの最新作にして代表作。イラストは3十さん。
メリハリの利いたポップロックに乗せ、ガイノイドとなったミクさんが心情を切々と歌います。中途で高速台詞部分を挟むなど、cosMo（暴走P）さんリスペクトも窺えますね。人に近しく進化した機械は、人らしさについて思い悩みます。それが「人のふり」であることを自覚しながらも。
真摯な作品構成が伝わってくる名作です。2018年上半期では、最も好きな機動歌姫ヴォーカリオン作品です。
他にも優れた作品は色々あるのですが、とりあえず私の好みで挙げてみました。機動歌姫ヴォーカリオンというタグに関しては、vocanoteで語る機会を改めて設けたいところです。
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました！
※トップ画像には、機動歌姫ヴォーカリオンコミュのサムネイルを用いています。
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