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名古屋リスナー会 第2回 紹介曲


2018年7月22日(日)、茜涼夏さん主催の名古屋リスナー会、第2回が開かれましたので、参加してきましたよ。

名古屋市栄駅クリスタル広場から徒歩約5分、Cafe & Bar 「2人でお入りください」(@cafe_futaride)に到着。バーカウンターに陣取って、持参した飲み物やお菓子を広げつつ、各参加者から曲を紹介する形式です。インターネット上で聴ける作品なら会場でPCから流せますし、CDやUSBなどを持参してそこから流すこともできます。カウンターの向こう側には大きなディスプレイがあって、そこにPC画面が映ってニコニコ動画等から曲を流せる寸法です。東京リスナー会(1回しか参加してませんが)では貸し会議室で曲紹介しあっていましたので、雰囲気としてはこっちのほうがお洒落な感じ。

主催者の茜さん(@akanesuzuka39 )のほか、私こと左馬(@lefthorse)、ちるぶさん(@chilb_lain)、「め」の人(@mememe_me_me)、白猫さん(@Ebitama5008)、てむらさん(@temura_vit)が集まり、今回の参加者は合計6名でした。(席順で書いています)

14時~17時の約3時間を使って、6人が順番に1曲ずつ提示して流していくので、1人あたりの持ち時間は約30分。5分作品を5つ発表できるぐらいの時間です。今回、私が選んだ5作品を紹介していきましょう。


1.【初音ミク/さとうささら】ファイブ・ファイブ・ファイブ【オリジナル曲】 

けすまるさん新作、ささらオリジナル曲でCeVIOロック。コーラスにはミクさんがいます。2018年6月24日投稿。

カッコいい疾走感とエモさが共存しているセンスの良さ、加速して身体を揺らすリズム。けすまるさんの愛車インプレッサをテーマにして書かれた曲ですね。参加者に爽やかかつエモいロックが好きな面々が集まることが予想されたので、まずはスタンダードなとこを狙った選曲です。


【初音ミク】 己がヨよ、【ドグの指.jp】 

期待の新ユニット、ドグの指.jpさんの初作品です。2018年7月18日投稿。

初投稿とは思えないお洒落センスが充溢した佳品で、ドッシーさんとグラッチェ・チカッツォさんのジャジィなセッションに乗せ、ミクさんが可愛く歌い上げるリズムにうっとり。1:29の「て?♡」と裏返るところなど、色っぽくてたまりません。

amogesu3333さんの挿絵も相まって、ユニークな世界観になっています。くノ一ミクさんが、跳梁跋扈する敵の忍者集団と戦っている、のでしょうか。アウトロ後に、実写PVによりTV画面上で演者紹介がされるあたりも、夢から醒めた感があって良いです。次の投稿も楽しみ。


初音ミク - latencyはまってくれない 

ねこむら/ねこみ(cat nap)さん、2018年4月17日の投稿作。

どこかコミカルに編集された動物園の実写PVを背景に、ミクさんとねこむらさんの歌が心地よいリズムで流れます。これまたお洒落な作品。ねこむらさんはコーラスですが、掛け合い部分もあり、二人の声が調子良く混ざっていて、「VOCALOIDと歌ってみた」の醍醐味が味わえます。

latency(レイテンシー)とは「潜時、待ち時間」という意味で、待ち時間が待ってくれないとは、はて? と首をかしげてしまうタイトルですが。先読みや遅延という歌詞も合わせ、穏やかに流れる今の時間をこそ楽しもうという雰囲気が、曲全体から伝わってきます。


4.【GUMI】juicie suicide【オリジナル】 

御魚(人生P)さん新作。2018年7月21日23時56分投稿。

ほとんどリスナー会当日ですが、最終的なセットリストを決めている最中にこの曲を聴いて入れ替えて持ってきました。

GUMIでのボカムンベースですが、キラキラしたメロディに、自殺とか死と言ったダークな歌詞をお洒落に乗せていて、不可思議な背徳感があります。闇に満ちた感情をあえて甘美にビビッドに歌うギャップが、不穏さを増していると言えるでしょう。


5.雪歌ユフ『銀の都』 

ステルさん、2010年7月31日投稿(公開されたのは同年9月のようです)。

UTAUを聴き始めた頃に出会って、以後忘れられない作品の一つ。「みんなのUTA」「UTAUおふとん入り」タグが付いている通り、穏やかで美しい作品です。現在の再生数は2万台ですから、UTAU作品としては有名な方ではないでしょうか。雪歌ユフの名作として挙げても良いでしょう。

鐘が鳴り響くイントロから、ゆったりと間を取ったドラム、水が流れるように唸っている風音、遠くで鳴る笛などで構成された緊張が広がり、そこに満を持して雪崩れ込むようにサビのメロディが訪れ、また静かになる。芸術的な音の組み方です。

白黒を基調としたPVは、まるでおとぎ話。歌詞を聞けば、夢の話なのか、あるいは哲学的な話でもあるようで。それら全ての重層的イメージをまとめるように、ユフさんのウィスパーボイスが包み込み、艶やかな吐息で耳を喜ばせてくれます。

未見の方は、是非一度ご覧になることをお勧めします。




※なお、紹介を考えていた他の候補作品も、以下に乗せておきます。リンク貼っておきますので、タイトルが気になった曲は聴いてみて下さい。どれも良いですよ。


【MIKUHOP】 (b)rainwash 【さとうささら】  HeadNhoさん・サギシさん

初音ミク 「状況が裂いた」  土山時雨さん

【カゼヒキ・アガタマナセ】ベアトリーチェの庭【オリジナル】  猿楽雅さん

記憶は毒のように / 初音ミク 晨(あした)さん

Rem / 初音ミク  foruteさん

なんでもないから / GUMI 朔さん

イロリナ / 闇音レンリwhisper ケイエヌさん

【滲音かこい・名前のないこ】なまえ【UTAUオリジナル曲】  airbabeさん

【Hatsune Miku】 Decade feat. 初音ミク by Dixie Flatline 【MIKU EXPO 2018】 DixieFlatlineさん


それでは、また。

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