機動歌姫ヴォーカリオン GUMI曲10選
※トップ画像は、ヴォーカリオンGUMI曲の一つ、GUMIオリジナル曲「宛て名の無い手紙」(作者:黒-不愉快なトナカイP-さん、http://www.nicovideo.jp/watch/sm31924040)より、へちま様のイラストをお借りしました。問題がある場合には御指摘ください。
6月26日はGUMI誕。GUMIちゃん9周年おめでとうございます!(遅
というわけで、コミュ主として専門分野のGUMI曲を10選してみました。
毎度の説明になりますが、「機動歌姫ヴォーカリオン」とは、ガンダムなどロボットアニメのOPに似合いそうな、熱い/爽やかな/クールなアニメソング調のVOCALOID楽曲に付くタグです。より広義には、アニソンらしければそれだけで付くことも。
今回の10選でも、必ずしもロボットアニメを想起しなくてもタグが付いている作品が多かったですね。改めて考えてみますと、ファンタジーアニメとロボットアニメの境界を定めるのも難しいでしょうし。GUMIちゃんの自然な声質的に、ファンタジー的な作風に適している、という可能性もあります。
前置きはこれぐらいで行ってみましょうか。
1.【RAB】アニソンっぽい曲「平和の鐘 feat GUMI」【リアルアキバボーイズ】
2015年、アキバ系オタクのダンスチーム「リアルアキバボーイズ」(RAB)の手になる、熱く熱く王道を行くアニソンです。GUMIヴォーカリオン曲では「飛花落葉」(なつめ千秋さん)と並ぶ殿堂入り双璧の作品。エアアニメ(架空のアニメ作品に言及する遊び)の感想で視聴者コメントが埋まっているのも面白いですよ。
いつか叫ぶ声が届くだろう I just beileive
幾度傷を重ねても突き進んで
誓う空が見せた 刹那の幻影(かげ)
触れた風がその背中押して 明日へ導く
希望の先へ強く Moving now
2.【GUMI】リアリスフィア ~きみの帰る場所~【オリジナル曲PV】
mampukuさん、2014年。爽やかなファンタジー調のヴォーカリオン曲。こちらは広義のアニソン系になります。AQUA(AQ)氏によるWeb小説『リアリスフィア~竜は孤高の花を望む~』とのコラボ作品。灰路さんによるPVも曲や世界観とベストマッチで、陶然となるレベルです。
断ち切って魔法 世界儀の禁則
大好きなきみを救い出せるなら
「大嫌い」だっていえるよ
行き着く果てが ハナレバナレでも
この手は きみの背中押すのさ
同じmampuku氏の手になる続編も素晴らしく、殿堂入りしていないのが不思議なぐらいPV含めて完成度高い作品です。未見の方はぜひご覧あれ。
(参考)【GUMI】竜の背中に別れのキスを【オリジナル曲PV】
I miss you
声にならなくても
きみと出会えたこと忘れないから
見上げたオレンジの夕空に
心から歌うよ 誓いの歌を
3.【GUMI】Affectio Deorum【オリジナル曲】
ムツキセイ(SeikoP)さん、2014年。VOCALOID曲としては最後の投稿作品とのこと。架空言語で歌われる、幻想的で壮大な民族調の調べに酔いしれそう。作者さんに興味ある方は、以下のサイトもご参照ください。
音楽素材サイト「PeriTune」(2018年1月更新あり)
同人音楽サークル「Garnet Cathedral」情報ブログ(2015年更新停止)
4.【GUMI Adult】ホムンクルスの夢【Short Ver. PV】
シンPさん、2011年。「卑怯戦隊うろたんだー」で知られるシンPさんですが、他にも熱い曲から切ない曲まで作られていて、こちらは後者の方。Short ver.ですが、GUMI Adultの調声は魂実装済み。なおFull ver.は、いろはオリジナル曲として発表され、とっとりアニカルまつり2011というイベントで優秀作を獲得しています。
(参考)【とっとりアニカルまつり】ホムンクルスの夢 -Another Aix galericulata-
どうしてそんなにも
悲しい顔をしているのですか?
こんな時だからこそ微笑んで
私のそばに居て欲しいの
あなたの声を聞きたいの
5.【GUMI_IA】Clack in the world 【オリジナル曲】
tkcさん、GUMI&IAのデュエットでヴォーカリオン、2012年。緩急つけつつ最後まで失速しない格好良さは、実にアニソン的王道と言えるでしょう。高レベルに纏まっている名作です。
消え行く星よ 伝えてよ 僕のこの気持ち
まばたく星に綴られていく 運命のシャドウ
星のミコト聴いて 僕はまた空を飛び出すの
ねぇ 明日は 君に思い届けたい
6.【GUMI】機械仕掛けの渡り鳥【オリジナル曲】
ぺぺろんPさん、2017年。PVは御厨わたさん。伝説のボカロマスターがP活動10周年の集大成を目指して作ったというだけあって、見事と言わざるを得ない美調声に聴き惚れます。とにかく聴いてほしい、過剰埋没作品。
僕は何のために生まれてきたの
永い時を渡ろう きっと答えを見つける
手を伸ばした先の輝きには
淋しさと優しさが響き合う黄昏
誰もいない空に 明日が来るのなら
7.【GUMI】 零の世界 【オリジナル】
はるるさん、爽やかVOCAROCKでヴォーカリオン、2014年。綺麗な王道作で、再生数伸びてないのが不思議です。ラストの転調あたり痺れますね。
空に放した 感情が境界を超えてゆく
譲れない ゆるぎない 自分だけの想いがある
いつか世界が 止まってゆく前に 会えるなら
この地平面の彼方 翔んでゆくから
8.【GUMI】Rinne【オリジナル曲PV】
Ne P (mar)さん&大崎さゆかさん、2012年の初投稿作品。「ファンタジー系アニメのOPっぽい楽曲」「シャナやらマクロスやらFateやらイメージ」と投稿者コメントにあるように、厨二病的な世界が良い意味でグッときます。個人的にはTRPG「ダブルクロス」を想起しました。なお、YouTubeには肉声ver.も投稿されていますので、そちらもぜひ。肉声はどなたか明記されていませんが、作画・動画担当の大崎さゆかさんかしら?
つかみかけた愛のかけらは 砂のように崩れ落ちてゆく
何度も繰り返す 輪廻のプログラム 今しのび来る終焉の時
遥か彼方 時代(とき)は巡り 君を愛した奇跡は残る
光り輝く二人の思い 戦い抜く 力の限り
9.【GUMI】夜桜Shootin'Starz☆彡/Jille.Starz☆
Jille.Starz☆さん、2016年。近年のメロディメイカーとして知られるGUMIマスターさんです。夜桜の散り際を、星のバーストに重ねる歌詞。さらには、おそらく亡くなった恋人に別れを告げて進む思いも見せている曲です。ポップ・レクイエムタグを付けた方もそう解釈したのでしょう。
散る場所も選べないなら
いっそ萌え尽きてしまえ Star Burst!!
Starlight 駆ける命が 満天に染まっていく
だんだん離れる空へ あふれる想いを叫ぶ
「愛していました」 君を そう 君を 忘れない
10.【GUMI】 旅立ち 【オリジナル】
明日野郎さん、爽やか雄大なVOCAROCKでヴォーカリオン、2015年。できれば爆音推奨。この作品は最後に持ってこようと思っていました。大冒険を振り返るような、最終話EDの背景に流して締めくくりたくなる名曲です。
さよなら これまでのプロローグ 今この時が始まりさ
行くよ 振り返りはしないよ
高く高くどこまでも進みたい 光った心で
止まらずに さぁいくよ 終わらない旅を
他にも紹介したい名曲は数あるのですが、今回はこんなところで。
貴方の心に響く作品が一つでもあったなら嬉しいです。
そして、GUMIちゃん10周年にも、お祝いができますように!!
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