美容室選び

中学生の頃、一時期、何回か京都で評判の高い美容室に行ったりしていたが、特に行きつけにはならず、近所の個人経営の散髪屋や、悪ければ1000円カットにも行ったりしていた。
ところで、1000円カットに数回行ったことがあるけど、あれはほんとに、坊主頭にしてもらうくらいしか利用価値ないな。
植物にも「剪定」と「刈り込み」があるが、1000円カットはその後者と同じく「刈る」という感じ。

中学生になってしばらくしてから同級生で、縮毛矯正またはストレートパーマをかける子が増えた。パーマは禁止だったが、髪を巻いたりしていても何も言われないし、縮毛矯正、ストパーも許容されていた。
それまでと違って、明らかに、不自然なほどまっすぐなっているので、すぐに、あ、ストパーかけたな、と分かる。
しかし私は縮毛矯正、ストレートパーマが嫌いだった。
あまりにも不自然で。ストパーをかけた髪を見るとその不自然さに吐きそうだった。
でも、縮毛矯正、ストパーをした本人は気にしているからかけたんだろう。
くせ毛の子はくせ毛の顔をしているから、縮毛矯正をすると、髪だけが別の人間みたいになっていて、気持ち悪い。
くせ毛は一生そのままなのだから、どうせならくせ毛を生かせばいいのに。
しかも、縮毛矯正している子が多すぎる。
なぜ皆、あの不自然さに気づかないのだろう?しかも自分の髪なのに。
当時から十年以上経ってから、もっとゆるやかで自然なストレートパーマがあることを知った。
技術が進化したのかもしれないし、地方だから技術が低かったのかもしれない。
今のストパーがあの時あったなら、あの時あんな変なストレートパーマを多く目にすることもなかった。

大学生になって上京してはじめの数年は、安めの多店舗展開のヘアサロンもどきに行っていた。が、技術の高いところを紹介されて行ってみたら髪型の持ちが全然違って、そこではじめていいヘアサロンとそれほどでもないところの違いが分かった。
それから約10年、そのヘアサロンに通っていたが、つい最近、変えた。詳しくは書かないが不愉快な出来事があったため。

それで、これをまとめている2021年の春からは再びヘアサロンジプシーになり、せっかく東京にいるのなら東京の評判の良い美容室を一通り回ってみようと考えて、ホットペッパーなどのヘアサロンランキングの上位で、自分が良さそうだと感じたところに色々行ってる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?