冷え取りの靴下は短くて寒かった

冷え取りをするようになった時、それまでの人生で意識的に足をあたためてこなかったのが健康に悪かったのだと実感した。

冷え取りをはじめてからの二年くらいは家の中では「冷え取り」に従って五本指のシルクの靴下、五本指の綿の靴下、普通のシルクの靴下、普通の綿の靴下の四足を重ね履きしていたが、そのどれもがくるぶし丈で、私には寒かった
私は、一年中、家の中ではハイソックス丈の靴下でないと無理。
ふくらはぎから下の血流が悪いのだと思う、生まれつき。
だからすぐにむくんだり、冷えたり、膝の関節が痛くなったりしていたのだろう、子どもの頃から。オスグッドにもなったし。

冷え取りの靴下がくるぶし丈で寒いのならレッグウォーマーをはけばいいと言われそうだけど、レッグウォーマーは肌に密着してないから、足と生地の間がスースーして寒いのだ。

結局、冷え取りの靴下セットは丈が短くて、冷え取りの靴下ってセットで買うと高いからもったいないので我慢して使っていたけれど、寒いのに耐えかねて一、二年でシルクの五本指の上に普通のハイソックスを重ねる自己流に変えてしまった。
冷え取り靴下セットの中で、使わない靴下は夏の暑い時期にはくことにしようととっていたが、私は家では一年中ハイソックスでないと耐えられないので使わない。あまりはかないまま捨ててしまった。

真冬はハイソックスだけでは寒いので、ハイソックスの上にさらにウールのレッグウォーマーを重ねてしのいでいる。

インナー用にしていた冷え取り靴下が破れたあとは、Amazonで綿の五本指のハイソックスを買い(シルケットコットンのやつ)、それを一年中はいている。
シルクではなく綿だから、内側にシルクをはくという「冷え取り」の原則すら無視したスタイルになってしまった。
それでも「冷え取り」を経たおかげで自分に合ったスタイルを探し出せたので「冷え取り」をやってみたのは意味があった。

上記が20代後半から30過ぎに至るまでの過程。
32歳ごろから体調が回復して、やっと夏でも家でも外でもショートソックスで過ごせるようになった。
なぜか分からないけどこの20代後半から30過ぎまではすごく体が弱ってた。
もともと体が強くないのが、成長が止まってバランスを崩したとか身辺で色んな事があったのがストレスだったとか色々あると思われる。
体のケアというものを家庭でも外でも教えてもらってきてないから、自分で勉強して体を変えていく期間だったのだと思う。
それは今も継続中だけど。

今は、夏は、家ではくるぶし丈の五本指ソックスで、足裏に滑り止めがついている、ランニング用の靴下を愛用している。
歩きやすいので。
冬は五本指のシルクのショートソックスの上に、着圧ソックスを重ねてはいて、ウールのもこもこのルームシューズをはいている。
着圧ソックスというものは、着圧のおかげなのか、何故かけっこうあたたかい。
これが最近の家での足元のスタイル。


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