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よだれとおっさんと交番と、悲しみの定時。

こんばんは。

れふとで御座います。

もういい大人になりましたので、警官や交番を見ても無駄にドキッとする事はなくなりました。
学生自体は学生らしく、上京していた頃は職務質問など若者?らしく。

何かしらで声をかけられ交番まで連行されたものです。
しかしもういい歳になりましたから交番を見ても大丈夫ですし、
警察を見ても声をかけられる事は少なくなりました。

でも、今の職場に入ってからなのでほんの数年前。

お世話になってました。


本日はその時の悲しみをシェアさせていただきたいと思います。


その日、私は仕事帰りにスーパーへ行き、
買って変えるものをしこたまカゴに入れ
『今日は定時で上がれたし、帰ったら何してやろうかしらうふふ』
的なウキウキした気持ちでレジへ向かっていました。

と、レジのある最後のカーブを曲がったところで異変に気が付きました。

おや?レジすんごい混んでる…

特にセールとか激安で売り出してるものとかがあるわけでもないのに、
一体何があったんだろうか。

私は列に並びしばらくじっとしていました。

と、急にレジ付近から大声が聞こえてきたのです。

「テメェいつまでやってんだよ!!」


な、なんだなんだ?

私は列からはみ出さない程度に体を傾け、レジの方を凝視したところ
中年のおっさん(おじいさん寄り)がレジのおばさんに向かって怒鳴り散らしているようでした。

ピッとやった商品を手を滑らせて落としちゃったとか、
何かトラブルがあったのかと思いつつも…

と、私の記事を読んでくれてらっしゃる皆さんならお気付きかと思います。

これは何か、起きるぞ。



耳を傾けていると大体こんな感じでした。

割引シールのある商品が定価でピッとされてしまい、
その処理がうまく行かずにイラつかれ、怒られてしまっている
れふとの地獄耳より抜粋

そんな感じのようでした。

…。

気がついたらレジの前で15分近く経っており、行列も他のレジへ案内されながらですこ〜しずつしか進まず、
私自身がだんだんとイラついてきました。

他のレジ前の皆さんもイラついてる感じはしつつも、早く事が片付けと思っているような、そんなムードが漂っていました。


中年のおっさん(おじいさん寄り)はどんどんと声を荒げ、よくあるクレーマーっぽい感じの事を連打してきました。

「早くしろよグズが!」
「責任者呼んでこい!!」
「この責任をどう取るつもりだ!!!」

「この野郎俺の時間を返せ!!!!」

ここで私の中の私が叫びました。

いけ。
れふとの心


すいません、すいませんと一人一人に声をかけ、
おっさん(おじいさん寄り)のところまで突撃しました。


『おい、じゃあもしお前が悪かったら、
ここに並んでる皆さんの時間をまずお前が返せよ?』


ギャーギャー喚かれて私の顔面は中年おっさん(おじいさん寄り)のよだれまみれになってしまいましたが、
会話にならない感じだったので襟元を掴んで交番へ引きずって行きました。


運よく、スーパーを出てすぐそこに交番があったのでなんとか握力も持ちましたが、
道行く人々からは完全に中年がおやじ狩りをしているような絵面に映ったと思います。


交番へ中年のおっさん(おじいさん寄り)を預け、
事情聴取を受け、

おっさん(おじいさん寄り)はご家族がお迎えにいらっしゃるまで拘束となり、
私だけが残されました。


以前の記事でも書きましたが、
どうしても私の方が悪い事をしそうに見えるようです。

中年のおっさんはやっぱり以前の記事の時同様酔っ払っていたようで、
過去にも交番のお世話になった事があるような方でした。

ただ、そのおっさん(おじいさん寄り)の襟元がへろっへろになっていた事と、
そのおっさん(おじいさん寄り)の言い分では被害を受けたと言う事で、

私も事情聴取を受けました。


ええ、いいのです。
この展開、慣れていますから。


ただ、定時で上がった喜びはおっさん(おじいさん寄り)のよだれとともに綺麗になくなってしまいました。

でも良い事したし、なんか名言っぽい事言えたからいいかと思っていたんですが、
交番から出る間際、警察官の方に言われたのです。




「あ、一応だけどさ。
君もこれ(アルコールチェッカー)やっとく?」





…なんっでやねん。




それでは、おやすみなさい。
今夜もどうか良い夜を。

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