見出し画像

コロナワクチン打ちに行ったお話

こんばんは。

お久しぶりですれふとです。

コロナの猛威も落ち着き始めた今日この頃、
私はついにコロナワクチン1回目を接種してまいりました。

え、今?って思われた方も多いかと存じます。
ええ、私自身も、もういいんじゃないかしらと、打った今でも思っております。

経過がどうとか、痛みはどうとか、副反応がこうだったよとか、
今私がお伝えしたところで何の新情報もございません為、
ワクチンを打ちに行った時の様子をお伝えしてまいりたいと思います。



私が打ちに行ったところは病院ではなく、コロナワクチン会場としてフロア全体を貸し切ったところで行われていました。

10月下旬にも関わらず接種者は流石にとても多く、
それでいてご老体の方々はあらかた打ち終わっているようで。

比較的若年層っぽい方も多数いらっしゃいました。

雑多な会場に、間違った方針を過信している宗教のようなバランスで
パイプ椅子がフロア一面に並べられていました。

これがソーシャルディスタンスか。
私はこの時点で一気に身が強張ったのを感じました。

とは言うものの問診票を渡して熱を測り、簡単な質問を受けて無事、第一関門を突破。

いざ間違った方針の宗教チックなバランスパイプイスに座り、
「次の列の方1列お進みくださ〜い」を合図に1列前のイスへ腰掛け、
「次の列の方1列お進みくださ〜い」を合図に1列前のイスへ腰掛ける。

これを人によっては気が狂うほどの定期的なリズムで繰り返すのです。

わぁ…っぽいぽい。なんか、っぽいわぁ。

私はそう思いながら、ジャルジャルの国名当てっこゲームを脳内再生しながら列を徐々に進んでいきました。

最前列に行く頃には軽くスクワットやってきましたくらいの運動量になりそうだなとか、
途中で国名当てっこゲームに飽きてどうでもいい事を考えながら列を徐々に、徐々に進んでいきました。

列の真ん中くらいに行くと、ボランティアのような格好をした数々の女性達が何かを前列の人達と話しているのです。

「ほら、気が狂ってきたんじゃないですか?今日はもうお帰りになりますか?」

きっとそんな尋問を受けているのだろう。
そんなわけない事を勝手に妄想し、次の列へ進む心の準備をしていました。

いざ、メンタルも整ったところで質問をされました。

「何か、常飲されている、錠剤とかありますか?」
笑顔でもなく、ただただ業務をこなしているだけの顔面をした女性に見つめられ、
私は軽くパニックになりました。

…え?常に持っている薬なんて私目薬しかない…
何かあったかしら…。

あの、ヘパリーゼを常飲しています。


「は?」
え、あの、ヘパリーゼです。
「あの、どちらで処方されたんですか?」
えっと、ウエルシアで…処方って言うんでしょうか。
「え?病院じゃなくてですか?」
あ、え?ドラッグストアです。
「ん?それは病院ではないですよね。」
え?でも、朝晩飲んでます。お酒好きな人は飲むと良いって職場聞いて、
「え?薬じゃないですよね?」
え?はい。でも、常飲って言うので心当たりがあるのは
「あれはサプリメントなので薬じゃないですから大丈夫ですよ。」
常飲ってこれくらいしかしてるものが
「大丈夫ですよ。」
あ、すいません。

こんなやりとりがあり、無理やり第三関門を突破させられました。

最前列を通過すると、今度は左右に出店みたいな感覚で仕切りがあり、
そこでお医者さんとお話をして、いざ接種となるようでした。

第四関門を目の前に、私は職場の皆さんから頂いていたアドバイスを思い出していました。
アナフィラキシーショックについて、ちゃんと伺わなくっちゃ。

私は左側にある後ろから2番目の出店に入り、お医者さんらしきおじさんが見えました。
「え〜。特に何もなさそうですね。お体も健康…と。」
問診票を見ながらお医者さんらしきおじさんは独り言を言っていました。

「じゃあ、このままこの後注射を打ちま「あのすいません。」え?」
私は食い気味にお医者さんらしきおじさんの独り言に割って入り質問をしました。

昔、子供の頃にスズメバチに刺されたことがありまして、
次刺されたらアナフィラキシーショックが出るかもしれないと言われたんですが、
…大丈夫でしょうか…?

お医者さんらしきおじさんは笑顔で即答してくれました。

全然関係ないんで大丈夫ですよ。これは全然関係ないワクチンですからっはっは。

いや全然面白くない。


なぜか私はお医者さんらしきおじさんに真顔で「わかりましたありがとうございました。」と巻き気味で話し出店を後にしました。


険しい顔をしたまま第四関門を突破し、最後の関門へ挑みました。

注射を打ってくれる小綺麗女性が笑顔で聞いてくれました。
「アルコールで皮膚が赤くなったこととかありますか?」
あ、いえ、大丈夫だと思います。
そう伝えながら、予め肩を出しやすいよう、2部丈?みたいなシャツを着ていた私は右肩を捲りあげました。

あ、止めときましょう。アルコールのないものにしますね。

え、

聞いた意味。

私は子供の頃から色が白く、皮膚、粘膜、
ありとあらゆる部分が弱い人間として生まれてしまった為、
皮膚感を見て独自判断されたようでした。

あ、後右腕にしたいんでしたら反対側向いてもらえますか?
イスを反対側にこう、あ、もう他のもの触れないんで向き変えて座ってもらえますか。

いや先に言いなさいよ。



その後モヤモヤしたまま15分過ごし、ワクチン会場を後にしました。
微熱が出たものの、健康に暮らしています。

それではまた。
二回目の接種会場でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?