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2021年5月の記事一覧

オーディオ信号処理のプロトタイピングを M5Stack Core2 で~スマホの中の好きな曲を、オリジナル信号処理してイヤホンで聴こう!

オーディオ信号処理プロトタイピング なかなか手頃なのが見つからなかったのですが、M5Stack Core2 なら手軽にできそうだったので試してみました。 スマホの中の好きな曲やYouTube等 -- (ブルートゥース) --> M5Stack Core2 -- (I2S) --> 有線イヤホン、という流れです。信号処理は M5Stack Core2 に入れます。 スマホとの接続は一般的なBTイヤホンで使われるA2DPプロファイル(コーデックは多分SBC?)で、イヤホンアン

サンプリング・レート・コンバーター~マルチステージ化・ポリフェーズ化で演算量を大幅削減!~マルチレート信号処理とは?

前の記事「折り返し雑音とは?~なぜ車のホイールは逆回転するのか~デジタルはアナログの近似ではない」で、「デジタル信号処理にとってサンプリングレートの変換は苦手な処理」であるが「マルチステージフィルターやポリフェーズフィルターを駆使すれば、比較的少ない演算量で原理通りの処理を行い、音質変化のほとんどない変換を行うことは可能」ということを述べました。 今回はその、「マルチステージフィルター」と「ポリフェーズフィルター」を用いた「サンプリングレートコンバーター」の説明をしたいと思

デジタルディザ&ノイズシェーパー~ノイズを加えて音質アップ?

電子書籍発売しました!(2023/01/22) 動画・音声リンク付き紹介記事はこちら。 Amazon Kindle 電子書籍「MATLAB で簡単オーディオ プラグイン開発」 スクリプトはどなたでも無料でダウンロードできます。 量子化と量子化ノイズ前回は時間方向の離散化であるサンプリングの話でしたが、信号のデジタル化にはレベル方向の離散化も必要であり、今回はその「量子化」の話です。 量子化によって連続的な値が離散的値に丸められますから、ここで「量子化雑音」というノイズ