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5月のBBQ

街が白から桃色に変わり
桃色から緑色に変わった。

歩いていると
皆が厚手の布を身にまとい
縮こまりながら下を向いて歩いていたが
今ではスッカリと
薄手の洋服を着て
堂々と前を向いて歩いている。

身を潜めていた動物や虫たちは
今だと言わんばかりに顔を出しては、
よく私たちとこんにちはをしている。

1年でもっとも明るいこの季節に
カーテンが遮光ではない私にとって
朝の目覚めも自然と早くなる。

それと同時に
毎日が新しい経験と学びで
新しい環境でたくさんの良い人たちに
出会えたことで
辛い苦しいキツイよりも
嬉しい楽しい大好きの方が大きい。

でも、なぜたろう。

お酒に飲まされている人達は
いつみてもダラしなさを感じる

理性を失ってはその場に任せて
日頃言えないようなことを平気で言う
そして、5秒後には後悔する。

そんな中でも
その場を取り繕うために
気を遣ってはせっせと働き
時に場を盛り上げる。

与えられたであろう、
その姿を格好よく見せる人を
私は尊敬に値する。

凄い
賢い
天才

そのような賞賛の言葉は
誰かが評価したものであり
変わることのない事実として
皆1人の人間であるということ。

そう考えると
その人には敵わないと思っているのは
自分自身の心であって
可能性を伏せていることなのかも。

好きな人も嫌い人も
良い人も悪い人も
皆変わらず“人”であり
あまり深くは干渉したくない。
だがしかし、特定の人は除く。

この間少し読んでいた小説の一文に

「この年になるとよくわかるよ。人生、くよくよしたって仕方ない。あせって生きてみても先は見えてる。うまい酒とうまい食べ物、こうしてさ、時にちょっと極楽を味わっていけたらそれで十分っていう気がしてくるのさ」

日々、時間と自分との戦いの中で
たまに馬鹿だなぁと思う人と居たり
滅多に食べることの出来ないものを食べてみたり
気の合わないような人とお話してみたり
その瞬間にこの人はちょっと苦手だ
なんて思ってみたり
なんか、そうやって
新しい自分と世間との出会いが
なりたい姿の自分を作り出すのかも。

山が好きな私と
海が好きな君と

父のような先輩と
ちょっと気になる同期と

全く話せなかった子と
ある人の良さもある人の悪さも見えた瞬間も

全てが愛おしい。

最後に思う一言
とても良い歌をコールにするな



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