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幸せな音

たとえば、人生の最期にどんな音を聴きたいか。
ふと考えた。もしかしたら、病室で苦しんでるかもしれないし、事故とか事件でどっかーんと最後を迎えるかもしれないから、悠長に音とか言ってられないかもしれない。
ちょっとテーマ設定が悪かったかな。と思うと同時に「明日死んじゃうとしたら」っていう設定の仕方は妙だな、と思う。今までそれに気づかなかったのは滑稽だし、想像力が足りなかったんだなと気付く。は一番幸せな音を聴きたいな。テツヤさんの幸福なアルペジオを聴きたい。
”幸せ”をそのまま音にしたような。

ふと、実家のオーディオを思い出した。
黒い、CDとラジオと、テープが2つ入るタイプ。
自分の部屋にはTVがなくて、私は家では自分の部屋にばかりいたから、毎朝TVではなくてラジオを聴いていたし、休日の午後は5時間の音楽ランキングをかじりつくようにきいていた。

スピッツの深夜特番が聞きたくて、ラジオが聞ける青いウォークマンを布団に持ち込んで、こっそりと聞いたインディゴ地平線のジングルを、まざまざと思いだす。

音は、ふいに幼かった頃の記憶を呼び起こしてくれる。尻切れな文章だけど、そんなことを思いました。

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