note#27 スパイラル


お久しぶりの無料公開記事です。

最近少しだけ公開の頻度が上がっている理由としてまず挙げられるのが、お察しの通りかなり暇だからです。有料のものばかりで申し訳ない。お金がやばいんだ。

とはいえお金があんまない人や、誇り高き節約家諸君、あと単純に普段どんなの書いてるのか試し読みしたいという方はプレゼント致しますので遠慮なくお申し付けください。恥ずかしがらなくてもいいですよ。かなりの人に毎回プレゼントしてますから。

プレゼントした分のお金がもし毎回僕のもとに入っていたら、今頃は港区にいる人みたいな服を着て、銀座のお寿司を食えてます。相場知らんけど。まぁともかく、余裕ある人だけ買ってください。元は取ってもらえるように結構頑張って書いてます。


【直近の記事の要約】

note#24「久しぶりだった話」

YouTubeを始めた。撮影初日を終えた。ゲストの方にも来ていただいた。
久しぶりのお笑いの現場にばり緊張。



note#25「世界はひとつじゃない」

いろいろと悶々としている頃に映画「PERFECT DAYS」を見た。その感想。役所広司かっけー。全体的に少し暗いことを書いている。


note#26「Well, I was drunk」

タイトルはエルレの曲の歌いだしから拝借。一人で飲むのをやめてみたという話。あとプロ意識、というものについて。実際自分はプロとよんでいいのかどうか問題。


そんな感じです。良ければどうぞ。




去年の11月までの自分のスケジュールとしては週に3、4日はバイトして、それ以外の時間はお笑いの活動(ネタ作りとかライブとか)に当て、それでも余った時間でこちらのnoteを書く、というサイクルで動いていた。

もちろんそれでも毎月基本的には赤字なんだけども、これ以上は体力的にもどうしようもないと思いながらやってたし、言ってしまえばそれ以上の思考は放棄していた。なるようになると(なってない)。タフに生きる人生とはいつも程遠い。甘ったれた生い立ちであったことのツケがしっかり回っている。


しかし今は言うまでもなくお笑いの活動というのがごっそり抜けてしまい、余った時間をどうするかという問いにぶち当たっている。僅かとはいえお笑いで少しだけ稼いでいたお給料の"でかさ"を痛感する日々。

今働いてる職場で「もっとシフト入れてください」とガメつくお願いするのも少し気は引けるし、また新しくコンビを組んだりしてライブに頻繁に出るようになればどうせすぐ辞めてしまいそうなのに、新たなバイトを探すのも勿体がない。

ただそれだと明らかに現在の暇な時間は増えていく一方であり、noteを書こうにもこれといった活動もないため書くネタもきっといつかは尽きる(今のところ大丈夫です)。インプットを増やそうと躍起になり映画を観たり本を読むのにも当然お金はかかる。一つのサブスクリプションに払うお金で全ての娯楽が満たされたらいいのになぁとつくづく思う。(とはいえいつもありがとうU-NEXTさん)


まぁそんな感じの、負のスパイラルが起きている今日この頃。生活のリズムが乱れるのは、勿論のことながらめんどくさいです。今はとりあえず、同じペースでバイトしながら有り余った体力と時間を他のものに捻出できないものかと模索中。村上春樹の小説の主人公もなにかとそういう時期があるから別に大丈夫なんじゃないかとまた自分を甘やかす。彼ならそろそろ羊をめぐる冒険に出だす頃だ。

つい先日、たまに行く整骨院に行った時のこと。その整骨院は施術してくださる先生が日によって結構変わるとこなんだけど、その日施術してくださった先生が「リーさん、解散しはったんですよね」と突然。「え、なんで知ってはるんですか」と言うと、「いや、カルテに書いてあったんで」とその先生が言う。体に関係ないやろ、とついツッコミかけた感情を殺す。でもまぁ関係あるのかな。少なくともその整骨院にいらっしゃる先生には全員バレたことは確定してしまった。恥ずい。



今日はまだ部屋から一歩も出ていない。
昨夜は隣人の橋本さんともものまもるさんと久しぶりに一緒に飲ませていただき、ちゃんと朝から二日酔い。嬉しい頭痛。会うなり「華が消えた」とイジられ早々にギクッとしてしまい、早くライブにでなきゃと思う。やり方をしっかり考えないといけない。でも楽しかった。久しぶりにいっぱい飲んだ。


最近は「暇と退屈の倫理学」という本を読んでいるのだが、これがすごく面白い。まだ途中だけど、ざっくり言うと現代の消費社会がもたらす暇と退屈(厳密には「暇」と「退屈」は意味が違う)とどう向き合うかという内容。引用されるレジェンド哲学者の意見に毎度のこと驚かされる。iPhoneもなんだったらPCすらもない時代によくこんなこと思いついたなって。そして毎回ちゃんと次世代の思想家にちゃんと揚げ足を取られていて、その反論にもまた頷かされる。この前は喫茶店で2時間くらい読むだけで駿台模試を受けた時くらい疲れた。

その本で「ファイト・クラブ」という有名な映画が紹介されていて、意外と観たことなかったなと思いその夜軽い気持ちで観てみると余計に頭がぐらついて倒れそうになった。テンプルを殴られたボクサーみたいに。ピクシーズの「Where Is My Mind」が流れたころには、完全に脳みそが溶けてしまった。


あ、そして先日ようやくゴジラ-1.0を観た。
僕の記憶が確かであれば、昨年の11月7日にライブがあって、その夜に観に行く予定にしてたのだけれど、その日の夜から39.0℃の熱が出始め、2日後のチャレバトも欠場し、主催ライブにも出れず、バタバタしてるうちに解散、、とあの日から悪循環が始まっていたので、なんとなくゴジラを観に行く気にならなかった。

しかしあまり友達がいないためか公開から2ヶ月くらい経つのに一切のネタバレを回避しているという悲しい奇跡を起こしていることに気づき、ふと思い立ち観に行きました。
面白かった。特に最初の1時間は、痺れまくりでございました。ゴジラ強すぎて普通に怖かった。



少しずつ紐を解いていくように、ゴジラを観に行けた日みたく、いろんなスパイラルから解放されていけたらなーと、これまた甘ったれた性格のせいで他人事のように思ってしまっている。でも本当に少しずつですが、前に進んでいる気はしています。

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