地球が平らと思ってもいいじゃない

NetFlix で、地球を平たいと信じる Flat Earther の人たちのドキュメンタリーを観た。

人が身体的に成長する過程は、生物の進化の過程を辿るような過程であり、仰向け寝から始まって、ハイハイ、二足歩行とだんだん成人の動きに近づいてゆく。

人が精神的に学ぶ過程も、例えば算数の場合、数を数えるところから、足し算、掛け算、微分積分へと、人が歴史の中で獲得してきた知識の階段をだんだん登ってゆく。

そう考えると、「我々のこの大地は平らである」ことから、「地球は丸い」への過程も、「大地は平ら」という仮説から出発して、様々な体験や実験を通して、「地球は丸い」と確信していくような過程が自然に思う。

その過程が足りないから、「科学者が言うのだから、地球は丸いに決まってる」という常識に対抗する形で、「我々はインテリに騙されないぞ」という、Flat Earther 達が現れるのだろう。ドキュメンタリーでも主張されていたが、彼らとは「対立」するのではなく、「そう考えるのが自然だよね、一緒に地球が平らであることを証明してみよう!」と寄り添う姿勢が大切じゃないかな。

地球が丸いことを科学的に理解するには高度な知識が必要だけど、宇宙旅行が当たり前になれば、今よりもっと地球が丸いことを体感できる社会になるかもしれない。

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