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防災用のライトについて考える

防災セットの中にライトが無い方もいらっしゃるかもしれません。確かにスマートフォンでも代用可能で、実際「スマホのライトをこう使うといい」という情報も見かけます。でも、本当にそれでいいのでしょうか。LEDポータブルライト専門ブランドで多くのライトに触れる機会が多いからこそ、防災用にはきちんとライトを準備した方がいいのではないかと考えています。

明るさが違う

(左:スマホのトーチ機能・右:140ルーメンの懐中電灯)高さ約77cmから撮影

数字で見える光の量だけではありません。スマートフォンのトーチ機能の光と、LEDライトの光では質が異なります。前者は広範囲に光が拡散して全体的に暗く見えてしまいます。一方、多くのLEDライトは光の拡散を制御するように作られています。そして、それがメーカーの技術の見せどころでもあります。広く照らす、遠くまで照らすなど、各社が工夫を凝らした製品を出しています。

スマートフォンにはライトにはできない役割がある

ライフラインといっても過言ではないスマートフォン

スマートフォンには、光を出す以上に大切な役割があります。それは通信。コミュニケーション手段として非常に重要な役割を担っており、情報源としても重宝します。だからこそ、ライトとして使うのはもったいないように思うのです。特に電気が使えない場合はバッテリーの消費を抑えたいもの。光源は別のもので確保しておいた方が安心です。

プラスで備えるなら、日常で使えるものを

LEDランタン・キーライトのイメージ

ライトが必要なのは分かるけど、正直なところ日常では使わない、という方は最近流行りのキャンプ用品からLEDライトを選んでみてはいかがでしょう。かくいう私も懐中電灯とヘッドライトに関してはたまに点検する程度ですが、キーライトとランタンは日常使いしています。クローゼットの中を照らしてくれたり、リラックス空間を作ったりと活躍してくれています。

防災用品と考えずに、まずは持ち運べるライトをひとつ、お手元に置くことろから始めてみませんか?そして本当に必要になった時には、少しでも安心できる環境で過ごされることを心から願っております。