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50歳手前にして運転免許をとる(後)

さて学科も進み、教習の後半です。難関は縦列駐車と方向転換(バック駐車)と高速教習です。
縦列駐車も段取りとコツがあって、教官がここ見えたらハンドル思いきり切って、こうみえたら戻して最後ハンドルまっすぐにしてといった感じで教えていただきますが、簡単に覚えられません。

言われてもイメージが湧かなくて、言われたようにやったけどできてるの?って感じです。止め終わって大丈夫ですかね?って確認してしまいます。

方向転換はいくらか理解できますが、何回かは駐車位置を直してなんとかって感じですね。
これも補習でした。。。

あと自主経路ってのもあります。地図渡されて道覚えてください。といわれます。
『卒業試験と高速教習は自分で行ってくださいね。』これもなかなか難しい、行ったことない道はいくら地図みても自分ではなかなか難しい。

仕方ないので嫁に連れて行ってもらいます。高速教習の道を嫁とドライブ。一度運転するつもりで見ればずいぶんイメージも湧きます。

万全の態勢で事前の高速シュミレータ教習を経て高速教習3名一組で3時間教習です。
これもなかなか予約に苦労しました。

始まってみれば『ある程度道はいいますのでね』と優しい雰囲気。3人で交代というのもいくらか気が楽でした。
自分の担当したところは比較的わかりやすいところだったので、まあ大丈夫。
高速は100k超えると怖いですね。80kまでならなんとかなるかなと。。最低80Kは出さないと迷惑になるからと脅されます。

無事高速教習を終え、事前学科テスト、これも勉強しなおし範囲が広がって問題も増えます(倍くらい)これもやるしかないです。そのあとは見極め教習です。
何とか合格、いざ卒業試験。
3人組にされコース予習していたはずが、突然のコース変更、予定では近所で行われるはずが、教習車に乗って遠くに連れていかれます。
事前のシュミレーションが、、、
とはいえ、コースは指示するからとのことで。順番に運転し、バスで待機して教習所に戻ります。
続けて縦列駐車はなしで、方向転換だけです。切り返し一回でなんとか終わり。これも80点以上でぶつかったりしなければ、中止にはならないそうです。最後にワンポイントコメント、カーブの目視が遅いと指摘されました。
さて、お昼を挟んで合格発表です。

無事、合格!!いやー長かった。達成感。この年で。こんな達成感を感じることがあるとは。

いやいや大変でしたが、学生気分を味わえた事と学ぶことの感覚、プロセスを進めるステップ、仕事とは別の世界、やり方を経験できたことはよかったと思います。

さて、卒業式です、証明書、清算、免許センターへもっていく書類、初心者マーク2枚をうけとり、日を改めて免許センターで学科です。
一日空けて、勉強して免許センターへ向かいました。
受ける人は20人くらい、試験は60分で合格発表を待ちます。

合格です。おめでとうございます。
そこから視力検査、写真をとって免許発行です。結構説明聞いてなくて怒られている人もいましたが、無事に免許を発行されました。

しかし、免許をとっただけでは車が運転できるようになるとは思わないほうがいいです。とった後のほうが大変なことが多かったのです。

まず、車の感覚が違います。教習車はセダンでパワーのあるハンドルの重い車でした。
うちの車はコンパクトカーでブレーキもアクセルもハンドルも軽かった。この感覚が違います。
例えば、教習車は左折するとき少し前にでてハンドル切らないと後輪が乗り上げる感じですが、うちの車はわりとすぐきっても大丈夫です。その代わりハンドル結構回します。クリープ現象も弱い気がします。
だからカーブでハンドル回しすぎたりして、あたふたします。
あと街中も意外と坂があってアクセルの加減で一定の速度にならなかったりします。

なによりの問題は駐車場です。バックで線に収まるように入れられません。教習所なんて決まりきったパターンしかやらないので、スーパーの駐車場に止めるのが一苦労です。
いつも嫁とけんかになります。
自分ちの駐車場は広くとってあるのですが、それにいれるのだって苦労します。
バックモニター付きの車にしたいです。。

左側の車両感覚がつかめないので、道幅が狭い道路のすれ違いは怖がって減速してしまいます。

したがって、遠回りでも大きな道を通ります。
さすがに少しはなれ近所のスーパーくらいはいけるようになりました。
高速も少し運転しましたが、恐怖でした。
基本知らない道は難しいですね。

とまあ、まだまだ初心者マーク全開で迷惑かけないように静かに走ってます。

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