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脂肪酸で髄鞘化を進める
脳下垂体スカスカ事件の後、「髄消化させないとだめ!せっかく白質化した部分をプロテオグリカンの力を借りてグリア細胞にできたってそれぞれのつながりが不十分なら機能しない!」という問題点が明らかになったのですが製薬会社の研究員に聞いても代謝の専門医に聞いても大学教授に聞いても「髄消化させることなんてできない。やり方なんてわからない」と言われました。
わからないと言われたらやってみようと思うのが私です。ひたすら関連キーワードを検索しては読みまくりました。日本語で出てこないなら英語、英語で出てこないなら中国語で調べました。一通り世界中の論文を読んで難易度の高さを感じているとき、ふいに日本の脳性麻痺の栄養学についての論文を発見しました。
内容は、「16歳の女の子が溺れて脳性麻痺になった。下肢に麻痺が出ていたが最初はしゃべれていた。看護師が医師に言われて栄養を与えていたが、だんだんとしゃべれなくなってしまった。その後医師が確認してみたところ指示した割合と逆の割合で脂肪酸を与えてあった。もとに戻してみると2カ月ほどで元通りにしゃべれるようになった。」と言うものです。
「同じ割合の脂肪酸を子供に与えればしゃべれるようになるのかな?」と、単純に期待しました。
言葉がしゃべれる能力は「脂肪酸の割合?」で決まる?
当時、麻痺が少しずつ取れてきて運動能力に関しては良くなってきた実感があったのですがそれに比べて私の子供の言葉の遅れは甚だしく「しまじろう」も「しー」もしくは「しおー」という程度でした。当然意思の疎通は難しく身振り手振りで伝えようとしても、鈍い私にはなかなか伝わらず子供ももどかしい思いをしていました。早く何とかしてやりたいと心底思っていました。
16歳の女の子のケースを読んで私はあるひらめきがありました。
筋肉をつけるためにはアミノ酸が必要で「アミノ酸スコア」と呼ばれるものがありますが、脳細胞を作るときには脂肪酸が必要で「脂肪酸スコア」と言うものがあってもいいのではないか?
それから脂肪酸について調べ始めました。これに関しては私は20年ほど前に手作りの石鹸を作ることを趣味にしていたのでそれほど難しく感じませんでした。けん化率が脂肪酸ごとに違うので計算をして苛性ソーダの量を決めるのですが、その時にたくさんあるオイルについて勉強していたのです。
人間の脳を作るためにはオメガ3とオメガ6の割合が3.5~4:1でなければならないとその論文にはありました。3.5~4って一体どういう言い回しなのだろうかと思いました。肝心な部分は内緒なんですね。でも大体そのくらいでいいやと、ざっくりと軽量して与えようとしました。
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でもオメガ3をオメガ6よりも多くしようとすると食事内容がとても難しくなります。世の中で料理に使われているような油の成分はどれもオメガ6かオメガ9が多いからです。オメガ3を多くしようとすると一般的なオイルを料理には使えません。オメガ3がいくらいいからといっても、EPAが多すぎると脳で炎症が起きます。それを避けてちょうどいい量にしようと思うとなかなか難しいのです。
そこでα-リノレン酸とDHA/EPAの多いサプリメントを探しました。ちょうどいい比率になりそうなものを見つけたので飲んでみたら最初の頃はおでこの裏がスーっと冷たくなったのを感じました。今は飲みなれたのでそれほどではありませんでしたが、それを取ると自分の頭の回転速度が速くなって口でしゃべっているとすごい早口になっていました。
最初の頃はそれぞれ別々の油をうまく調整しているつもりでしたが、そのオイルを見つけてから特に難しいことを考える必要がないのだと気づいて楽になりました。
それは南極のオキアミのオイル。
クリルオイルです。
これを1週間に2回摂取します。たくさん飲ませてもよくありません。薬と同じで投薬と休薬のメリハリをつけたのと同じように時々飲ませる程度でよいです。
飲み方のポイントは、
①カプセルは捨てて中身だけ飲む
②水曜日と土曜日に飲む
と、シンプルです。
クリルオイルを使って3.5~4:1の割合を調整して使用できる油の量を見定めます。こういったオイルはメーカーによって品質が違います。信頼できるお店やメーカーを探すのは大変ですが、やりがいがあります。
ちなみにこれを飲んでラドンルームに入ると体感で2倍くらい筋肉の低緊張が改善されます。脳の髄消化を進めるのには材料を必要としますがそれに加えて低用量放射線の刺激があるほうが効果が高いです。
・脂肪酸を摂取して材料を得る
・低用量放射線出刺激を与える
これともう一つ、エストラジオール阻害剤を使ったときのほうが効果が高く感じられたのでテストステロンの値が高い時のほうが髄消化しやすいのかもしれないですね。
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