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低緊張の子供にしてはならないこと③

新生児科の先生が「脳のダメージの部位からするとしゃべるのと歩くのが遅れる」と言ったとき、「こんなに足が動いているのにどうして?」と思いました。生後2か月で退院するまでの間に私の子供は足をバタバタと動かしていて私が面会に行くといつも足を上に上げていました。退院して家に帰ってもずっと上げたり下ろしたりを繰り返していたんです。子供はこうすることが大好きだったんです。ただ楽しかったからやっていたんだと思いました。

その姿を見て「この子はきっと歩ける」と思いました。

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でも5歳を過ぎても歩きませんでした。

整体の先生は子供が4歳の時にこういいました。


「まさか子供の足を上に上げたり下ろしたり運動させたりしていないよね?筋肉がちゃんとある大人がそれをするのはエクササイズだけど筋肉がまだちゃんと出来上がってない子供がやると筋が切れてそこが鍛えられなくなるから絶対にしたらダメだよ?」

私は新生児期によくやっていたと伝えました。先生は難しい顔をして「今からは絶対にやらせないで」と言いました。足を上に上げていたのは2歳くらいまででした。それからはあまり自発的にやらなくなったと思います。

「子供がそれをやるのは親が見て喜ぶからだから、もしやっていたらスルーして。反応するのをやめていれば絶対に続けてやらないから。いかにも運動をして筋肉をつけているように見えるけど低緊張の子供は絶対にやったらいけないよ。筋肉をつける順番と経路は違うんだから。早い段階でその運動をすると筋肉がつかなくなるんだからね。」

私はもっと早くそれを知っておきたかったと先生に伝えました。先生は難しい顔をして黙ってしまいました。


このことこそ、伝えていかなければならないことだと思います。


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