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生体異物除去食的長期授乳

脳に障害を受けた赤ちゃんを健康に育てるために必要な母乳を作るには「母親も生体異物除去食を徹底して問題のある母乳を子供に飲ませてはならない」のだと気づいたのはキシリトールガムを食べた時でした。

その日私はキシリトールガムを一度に4個ほど口の中にほおり込みました。バリバリと噛んで、1時間後に授乳をしたら子供が酷い下痢をしました。私も下痢をしました。キシリトールガムには「一度に大量に食べるとおなかが緩くなることがあります」と書いてあります。

「書いてある通り緩くなっただけ」と、その時は考えていたのですが、その後2か月ほど子供の体調はすごく悪かったのです。それで「あの時食べたキシリトールガムが悪かったのではないか?」と考えました。それからガムに含まれている成分を除去することを考え、少しずついろんなものを食べないという選択をするようになりました。

それはキシリトール以外に次のようなものです。

・味の素(グルタミン酸ナトリウム)
・カレー(主にキク科セリ科のスパイス)
・キムチ(唐辛子)
・トマト(ウリ科の植物)
・ゴマ(ガレクチン高含有植物)
・チョコレート(ガレクチン高含有植物)
・タンポポ茶(キク科の植物)
・菊芋(キク科の植物)
・ヨーグルト、牛乳、チーズ(おそらくセレクチン)

母乳に成分が出るか出ないかは実際に飲んでみたらわかります。カレーを食べた直後の母乳はピリ辛です。キムチはそこまでではありませんが味の素を使った料理を食べた後の母乳は飲みが悪いのです。母乳をいつもよりもごくごく飲んでくれなかった食べ物と飲ませた後に子供が具合が悪くなったものを書き出していきました。

この中で一番気になるのが「タンポポ茶」です。

タンポポ茶は「母乳がたくさん出る」と宣伝されていました。だから私もたくさん飲んでいたんです。これを飲むと確かにたくさん出るんです。血流が良くなるのかさらさらとした母乳が出ます。いつもよりも量が出るのは確かなんですが子供はゆるやかに苦しみます。明らかにドカンと悪くなるわけではないけれどその状態の悪さは飲むのを辞めてもしばらく続いていました。

「タンポポ茶を飲まないほうが良いのではないか?」

と疑い始めてからしばらくして私はガレクチンについて学びました。キク科の植物ですから、当然レクチンを含んでいます。タンポポ茶が体に良いのは一部の人で私はそうではないということに気づいてからはピタリと辞めました。すると子供の体調は徐々に改善していきました。

もしも脳にダメージがあってそれを修復しようとするなら、理論上は脳内のアロマターゼやエストラジオールは減らさなければならないはずです。となるとレクチンを含む食品を多く食べることでコルチゾールが上がるならそれは絶対に良くない。

だから長期授乳で子供の脳を治療してやろうと思うなら、「体に良い」と一般的に言われているようなものは食べないほうが良いです。

それから私はアイソレートプロテインを飲むようにしたのですがそれでもホエイならセレクチン、ソイならガレクチンを含むのではないかと考え、積極的に飲むのは恐ろしいと思うようになりました。

そして結局行きついたのが「親もブドウ糖水溶液をたくさん飲む」ということでした。実際に調子が良かったのはシュークリームやミルクアイスクリームを食べた直後だったんです。でもそれらを食べると私が太る!ひたすら太って28kg増です!激太りでしたが、シュークリームを食べたときの母乳は子供の体調がいつも良くなっていたんですよ。

今考えれば「糖のおかげ」だとわかります。当時は何もわかっていなかったからてっきり私が食いしん坊なだけだと思っていました。


良い母乳を出すには母親も生体異物除去食を実践する!

梅干、焼きのり、卵かけごはん、釜揚げシラス、もも肉のから揚げ。

これが私が授乳で辛い時に食べられた数少ない食品でしたがこれこそまさに生体異物除去食の王道です。

・卵
・鶏もも肉

この2つをたくさん食べて、ブドウ糖水溶液を飲めば3年目4年目の授乳も耐えられました。

産んですぐは母乳は出ますが年数が経過するとそれはとても難しくなります。出ないお乳を出そうとすれば確かにタンポポ茶を飲めばドバドバ出ます。でもその母乳は子供にはよくなかったんです。子供に母乳を与える前に必ず自分で味見をしてみると、それがよくわかります。変な味がするんですよ。親が飲んでもおいしくないんです。

ブドウ糖を飲んだ後の母乳は本当においしいです。今私は夜間にブドウ糖水溶液を飲ませていますが、そこで足すブドウ糖の量はとても多いです。おそらく母乳しか飲まない時期であっても必要としているブドウ糖の量は多いはず。


もしも私が子供を産んだ直後に時間を巻き戻して戻れるなら、「ブドウ糖を足してやること」を過去の自分に伝えてやりたいのです。

難しい薬は必要ありません。私が必要としていたのはグルコースとシアル酸だけでした。



シアル酸を与えるタイミングと量が脳の発達のポイント!

夜間のブドウ糖とシアル酸の補給方法を前回まとめましたが、その後シッターさんが面白いことを言っていました。

シアル酸を飲ませるのは「早い時間帯に1回と、朝方1回にしたら調子がいいし、舌のえぐれが減る。コンスタントに毎回与えたときよりも間をあけたほうがいい。一度に大量に与えるよりも少しずつ与えるほうがいいし時間を空けてやったほうが効果が高い。もしかしたら昼間も同じように与えたほうがいいのでは?」と言い始めました。

つまり、「朝、昼、晩、寝る前、明け方」の5回に分けて少量ずつのシアル酸をブドウ糖と一緒に飲ませてみたらどうかというのです。夜間だけでは完全に改善したとはいいがたいけれども、1日を通してシアル酸を補ってやる。確かにシッターさんが言うようにやってみると、朝起きたときに吃音はピタリと収まり、座っているときの背筋も伸びていて足の形も良くなってきているんです。

私はしばらく1日を通して少量ずつシアル酸サプリメントを飲ませて様子を見てみようと思います。



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