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1-ECサイトで独立しよう なぜ独立したいかは抑えておく必要がある。

精神論はいらない

僕は精神論が嫌いです。根性が足らないとか、苦難に立ち向かう根性があればなんとかなる。などと、偉い人はいいます。かつては僕もインハウスデザイナー。つまりサラリーマンデザイナーだったから言えることですが。上司は結局お説教だけはするけど、じゃあ具体的にはどうすればうまくいくのかは全く語らない。 そういう話やお説教は独立の役には全く役にはたちません。なぜならそれは社員を会社に繋ぎ止めておく洗脳だからです。

独立に精神論が役に立つとしたら、ただ一つだけ、モチベーションを保つ必要があると言う事です。

モチベーションを失ってしまうとそれはどうしようもありません。ではそのモチベーションを持ち続ける方法はあるでしょうか?

それは、自分はなぜ独立したいか?の理由をまずはしっかりと見つめると言う事です。 何はともはれ、とりあえずは独立の理由はきちんと押さえておきましょう。できれば紙に書いておいて壁にでも貼り付けておくのが理想です。

漠然と、楽しそうだから とか、今の給料が安いからとか、そう言う理由では動機が弱いです。きっと途中で挫折します。

僕の独立の理由はなんだったのかを例として書きますが、勘違いしないで欲しいことがあります。それは、愚痴を言うつもりでこんな話を書いているわけではないと言う事です。

愚痴は言っても何の役にも立ちません。それよりも大事なことは心に突き刺さった棘を抜かないことです。 独立するには心の中に棘を突き刺さったままにして、モチベーションを継続しなければならないと僕は思っています。その突き刺さった棘を抜いてしまうと、めげてしまったり、孤独と不安に押しつぶされたり、いい人で終わってしまったりします。

そして、その突き刺さった棘の話は、決して他人に言ってはいけません。自分の心の中にひっそりとしまっておきましょう。なぜなら、それは他人には理解しようもない事だからです。

とは言え、僕が独立したいと思ったその心の棘は、ある一例としてご紹介しておきましょう。今の僕の心境からすると、その心の棘は、今となってはどうでもいい事となっているからこそやっと語ることができると言ってもいいでしょう。

『僕が独立したいと思った理由』では行きましょう

デザイナーには2種類のデザイナーがいます インハウスデザイナーとアウトソーシングデザイナーです。インハウスにしろアウトソーシングデザイナーにしろデザイナーにはクライアントがいます。デザイナーは依頼を受けてデザインをして、その対価を報酬として マネーをもらうわけです。

デザインを生業にすると言うことはボランティアでも、芸術活動でもありません。れっきとした商売です。これを時々忘れている人がいる。あなたがたとえサラリーマンであってもインハウスデザイナーとしてお給料をもらっているはずです。そうするとクライアントの利益のために働かなければならないはずです。

大抵はそのクライアントとは企業です。その企業のために働かなくてはなりませんよね。
プロになると言うことは、学生時代に描いた作品や趣味でデザインを描いているのとはわけが違います。企業のためにデザイナーとしてあるいはクリエータとして働くとは、どういうことかを考えておく必要があります。

そして、大抵のデザイナーは日本の社会の中では、地位がものすごく低いってことを念頭に入れておいて下さい。

もしもこれを読んでいるあなたは、独立していないデザイナーとしたら、おそらく、今日昨日大学を卒業した若い企画担当者から次の様な事を言われていませんか?

『あなたのデザインは私のイメージでは無い』あるいは、『私はこのデザインは嫌いです』などとね。(この企画担当者とは大抵営業企画あるいはマーケティング部門担当であるはずです。)  

何が言いたいかわかりますか? これってどう言うことでしょう?「私のイメージでは無い?』とか『私はこれは嫌いです』とかデザイナーはどうしてこんなことを言われなければならないのでしょう? 

僕は若い頃はよくここで担当と喧嘩になりました。昨日今日に大學を卒業した若手担当から、「私のイメージでは無い?』とか『私はこれは嫌いです』』なんて主観的なことを言われて、黙っておれ無いわけです。だったら、ご自分でデザインを描いて私に見せてください それを私がジャッジメントしてあげましょう。と言いたくなるのです。

よく物の本などに書かれていることは。仕事の批判は人格を批判しているわけではない。などと、わかった様なことを書いている著者がいますが、とんでも無い デザイナーにとって、主観的なデザイン批判は、れっきとした人格批判です。『お前はアホだ』と言われているのと変わりありません。

なぜって、優秀なデザイナーは自分なりにまず、市場調査をしています。どんなものが市場にあふれていて、どんな商品が売れているのか? そして、クライアントの強みは何か? 僕の様なプロダクトデザイナーならば、デザインしようとしている商品がどんな構造になっていて金型代はいくらくらいかかっているか?コストはどれくらいかかるかまで自動的に感覚的に計算します。それを踏まえてデザインしていないとしたら。あなたはアホだと言われても仕方がない。 

けれど、いいデザインを描こうと思ったら それなりに時間がかかるのです それこそ僕の時代なんて徹夜は当たり前でした。そこまで考えてきて、デザインスケッチを描いたものを、 昨日今日学校を卒業した若手担当から、『私のイメージでは無い』などと言われるのですから そりゃあカチンときます。そこまで言われて、人格批判では無いなどと、よく言うよと思ってしまうのです。

じゃあ、お前なら何と答えるのだ?と言われそうですね。 よく聞いてくれました。

こう言う場合は、もし僕が企画担当者だったら、デザイナーに次の様なことをなるべく客観的に受け答えしようと思います。

デザイナーの立場として、市場動向をどう考えているか? トレンドをどう考えているか? 構造なども聞いて、現実的に製造可能かも確認します。もちろん作り勝手や、コストのことも聞きます。そして、次の様に言うと思います。

じゃあ、 このA案とB案は良さそうですね。しかし私の考えたはC案もデザインしてみてもらえないでしょうか?なぜなら、C案は私の考えでは他社より、これこれこう言うところが優れていると思うからです。 そうしたら A、B、C案を商品開発会議にかけて、会議で導き出したの決定をお伝えいたします。その時に多少デザインを修正してもらわなければならないこともあるかもわかりませんが よろしくお願いいたします。と言います。 

しかし、大抵会社の重役には、デザインのことなどまるでわからないという石頭が上役に立っています。 売り上げ、利益、人事、効率化という数字ばっかり見て。商品の価値を判断するバリューアナリシス手法を持ち合わせていないのが普通です。

数字を見てジャッジメントする事が、仕事だと思っている人が重役になっているのが今の日本です。だから、デザインもそう言う数字に表せる事で描かれていると思っている。

なので、デザイナーごときが企画担当者に逆らおうものなら、『何を言っている!企画担当に逆らうことは命令違反とみなす』 と言うことになりかねません。

もちろん。デザイナーは説明する技術を磨かなければならないと主張する人もいるでしょう。

しかし、デザインと言うものをクライアントに説明してわかる様ならだれも苦労はしないワケです。説明をまともに聞こうと思っている土壌がある会社だったら、それほどデザイナーは苦労はしません。 僕は説明なんかに、そんなことに自分の人生を費やすのは嫌だった。昨日今日大学を卒業してきた企画担当に自分のデザインを主観で批判されるなんてことはまっぴらごめんだったのです。

結論

つまり、長々と話をしてきましたが、僕の言いたい事は、あなたが独立したいと思っているなら、それはなぜなのか?と言う理由はしっかりと抑えていく必要があると言うことです。それを抑えておかないと、すぐに挫折することになるでしょう。要は自分を信じて、心に突き刺さった棘を抜かないことです。

ブログコンセプト

このサイトでは物販を中心として ECサイトを最短時間で売れる様にしていくさまを、僕の本業とは別に公開しようという試みです。
本当は秘密にしておきたい商品開発のノウハウも全部公開します。

いかにサイトを作り込んで商品を売れる様にするのか?最短距離で解説してみようと思います。
そして実験でLEATHER GOODS LAB というサイトを立ち上げて
自分の商品をブランド化し、その売り上げ状態を公開します。
たった一人で何処までできるか?

皆さんの独立のための参考になれば幸いです

サポートなんて とんでもない!いや、やっぱりお願いします。次の商品開発の足がかりにします。決して呑みになんか行きません!