デンマークツアー4日目
もう折り返し地点です。
早い。帰りたくないけどちびたちには会いたい。
毎日元気な写真が送られてくるのが嬉しい。
RPTMトレーニング風景
4日目である昨日は、実際にRPTMトレーナーであるエリンさんのトレーニング風景を見学しました。
模擬トレーニングなので実際のクラスとは少し違いますけど・・・
1時間半くらいのレッスンで座学と実技。
トレーナーは話していても対応が必要と思えばすかさず対応する。
話しているときは犬を静かにさせておきなさいと飼い主に任せっきりにしないんですね。
できないからトレーニングに来ているんだもん。
そして、飼い主さんにあわせたアドバイスを行う。
そのアドバイスも飼い主さんがやろうと思ってもらうような言い方で。
昨日のレッスンでは、飼い主さんと犬が楽しく協同作業をすることでコミュニケーションが生まれ絆が形成されると話されていました。
そして、オビディエンスについても、誘導することが多かったですけどベースの部分に飼い主さんと一緒になにかをすることを楽しんでいるように見えました。
なにかをさせるというのではなく、自発的にすることを教えるトレーニングがメインでした。
オビディエンスにしてもきちんと目的を理解して取り組むので飼い主さんも取り組みやすいと思います。
この日教えてもらった「コンビフォー」
口からおやつを犬にあげるので、嫌な人はやらなくていいといっていましたが・・・
実際にやっている姿を見たらとっても犬も飼い主さんも楽しそうでした。
犬とのトレーニングは「楽しい」ことが重要だといっていたと思います。
オビディエンスについても、日本のイメージではなく「楽しいアクティビティ」
ひとつのゲームを完璧にこなすにはどうしたらいいかな?とハンドラーやトレーナーは考え、犬はどうやったらポイントゲットできるかな?を考える。
それが犬とのトレーニングの真髄?!だとデンマークに来て感じました。
こうしていなきゃいけないというのではなく、犬がこうしたい。
呼ばれたらそばにいきたい。
それよりも興味のあることがあるならそっちにいってもいいよ~という提案。
そばに来てもらえるように飼い主は犬にとって格別のものでなければないということですよね。
犬だから人間の言うことをきけというのではなく、一緒にいたい、一緒に歩きたい、一緒になにかをしたい。
そういう気持ちを育てていくことが犬と暮らすことには大切なんだと思いました。
犬とは、人間と一緒になにかをしたいと思うようにできていると思っています。
そんな犬に命令だけ聞くようなトレーニングをしても全く楽しくないですよね。
完璧じゃないから愛らしいのではないかな?と思いました。
実技は外でやりましたけど・・・超がつくほど寒かった~風が強くて動画はゴーゴー風の音が入ってそう。
RPTMのトレーニングは二人一組でやるんですって。
メインで進める人、サポートする人で組むらしい。だから一緒にディスカッションしたり横の繋がりを持つことを言われていたんだとわかりました。
飼い主さんごとに進みかたは違うから個別に対応が必要であればそれをサポートする人が対応する。
そのときに考え方が違ったらこれまた飼い主さん混乱しますよね。
なので、同じベースを持ち同じ志をもった人を教育していくことが大切なんだなぁと思いました。
軍用犬について
夜は軍用犬についてお話を聞きました。
軍用犬といっても家庭犬と同じといってました。
一緒に仕事にいっても帰ってきたらリラックスして一緒のベッドで寝る。
一般の飼い主には手に追えないほどのエネルギーをもった犬ではあるけど正しい知識を持ち、絆を形成することで家庭でも暮らせる。
それでも一度軍用犬のトレーニングをうけている犬は、攻撃的な行動を強化しているため繊細な配慮が必要とヴィベケのクラスでいっていたことを思いだしました。
軍用犬も盲導犬と同じ生まれてから1才まではホストファミリーのもとで暮らすそうです。
社会科のためといっていました。
子犬であっても軍用犬専門のトレーニング施設に通うんですって。
エリートですね。
デンマークの軍用犬は3犬種(Gシェパード、マリノア、Lレトリーバー)だけなんだって。
そして、色々なテストを受けて正式な軍用犬になるそうです。
今日は実際にそのワンコにあいます。
先日引退したワンコだそうですが・・・楽しみすぎる。
ワンコに襲われてきます(笑)
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