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デンマークツアー1日目

待望のデンマークとても充実しています。

出発からはらはらドキドキのデンマークツアー。
こんなことも忘れられない出来事ですよね。
強烈な刺激は本当に心に残りやすい。良くも悪くも・・・

1日目は軽めのスタート

初日は、お天気のコンディションも悪く雨のなかスタートでした、
施設の案内、この日お手伝いしてくれる方の紹介、インディのトレーニングについてでした。

一番心配していた通訳の方は日本語ペラペラで日本に留学していた方でした。
外国人らしいイントネーションも気にならないほどきれいな日本語を話す方でした。
そして、穏やかで美人さん。

コーヒー担当や食事担当(写真の料理作ってくれました)の方がいて本当に過ごしやすいように気を配ってくれています。

アシスタント?としてサービスドッグ育成に携わる方もいらしていて・・・
本業の傍らボランティアで参加してくださってました。
ご自身もサービスドッグが必要な状況でありながらもご自身のサービスドッグと一緒にサポートしてくださいました。

認定者のレベルの違いにちょっと愕然。
日本でとれる認定って本当にまだまだ下のレベルなんだなぁと嫌でも思ってしまいました。
だからこそ学び続けるのですけど・・・

認定をとりたい云々の前に犬たちに負担を強いるのではなく犬たちが楽しんで取り組めるように
そして、犬個々を尊重して向き不向きを判断して取り組めるように・・・
その取り組みを飼い主さんにお伝えできるようになりたいと改めて思ったのでした。

インディとのトレーニング

1日目はインディがサービスドッグとしてどのようなトレーニングを受けているかの話がありました。
いろいろな刺激にたいして過剰反応しないようにすることも大切だとも・・・

ヴィベケの本にも写真つきで出ていた缶のカーテン
日本では犬がかわいそうというかもしれないけど・・・
サービスドッグでは特にこういう刺激に過剰に反応したりしないように「楽しく」トレーニングすることが大切と話されていました。

「日本ではかわいそうと思うかも」の言葉・・・ガツンと来ましたよ。
日本人として・・・
犬に携わる人が犬に優しくといいながら犬が自ら対処する力や機会を奪っていやしないかってね。

ストレス悪主義が日本人には多い事をヴィベケは理解していたんですね。
当たり前か・・・日本の研修で質問される内容がそういうのが多いですもんね。

そういう刺激はストレスにならないのか?とか・・・
ストレスになるからストレスに耐性つけたり自己解決できるように私たちはトレーニングするんですよね。
暮らしやすくなるために・・・

ストレスをすべて排除することが犬のためになっていないということを正しく理解しないといけないですよね。
ステップを踏んでクリアしていくから大丈夫になると言うことも忘れてはいけないですね。

サービスドッグについては、自分が判断して人間をサポートできることも資質のひとつなんですって。

今回のデモでは、人をサポートするそぶりを見せてくれたけど、インディが「あなたは今サポート必要ないでしょ」とさくっと終わらせたり・・・
日本でそういうことをしたらできない犬のレッテル貼られそうだけど・・・
必要か必要じゃないかを自分で判断できることも重要なんだとか。

実際、一人のスタッフの方が転んでしまい顔面を打ってしまったときなんの指示も出していないのにインディはその人のそばにいって心のサポートをしたそうです。
指示をしたからするのではなく指示がなくてもできるようにする。

資質の部分も多いですが、トレーニングでも誘導や過度の声かけをしないことも必要なんだそうです。

自分でその状況を判断してどのように振る舞えばいいかを自分で行動を選択する。
その手伝いを私たちはするんですよね。

これってお散歩トレーニングや普通のお散歩の時に「嫌ならママの後ろにいる」「嫌なら他の道を通る」事を選ぶというのとにてると思いました。
吠えていたワンコが吠えるという行動の他の行動を知り、その行動を選択していく。
自分で考えた結果が好ましい行動であれば強化していく・・・

人と暮らすなかで指示があったときだけやるってとても退屈だなぁって思ったし達成感もないと思いました。
犬と暮らすって本当に共同作業の連続でそれを楽しむのがトレーニングなんですよね。

だいそれたトレーニングでなくてもいいと思います。
一緒に暮らす暮らし方を犬と飼い主さんが紡いでいくそんな事を考えていました。

初日から心が暖かくなることばかりでとても素晴らしい時間です。
二日目もたのしみです。

インディとのトレーニングをさせてもらって自分の動きが常にトリーツにあってまずは人間ができるようにならなきゃねと改めて思った時間でもあります。
トリーツをおくときにトリーツに手をかけるが全くできてなかった。
そして、犬につられて早くならないこととかね・・・ハンドラーの自制心が本当に必要ですね。

なにかをするインディとヴィベケは本当に楽しそうでした。
楽しいから行動を繰り返す。まさに正の強化ですね。

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