教員が先導することについて

学習者中心の教育が言われていますが、教員の先導が必要な場面は多々あると考えます。

その理由について、今思いついたことを以下に列挙します。

・学習者中心の授業が仮に存在したとして、それは自然になるとは考えにくく、そこにもっていくまでの指導者のリードを必要とするから

・授業は教員・生徒・教材・環境などの相互作用による営みであり、これらのどれかの影響をゼロにすることはできないから

・社会に出た時に、指導者から先導される可能性が大いにあり、その時に必要な力は学習者中心だけでは養えないから

・法規として定められた指導事項があるから

・安全、安心の場づくりのために指導者の介入が必要だから

とりあえず以上です。

他にもあるかもしれません。

最終的に、社会に出るときに必要な力を子どもには少しでも教育≒授業で養ってもらいたいものです。

そう考えたときに「自立」はキーワードの一つでしょう。

しかし、ここで問題が生じます。

やはり教員の先導だけでは「自立」させられないからです。

能動的な態度の涵養が必要になります。

ここについては考え途中なのですが、教員は先導したり、寄り添ったり、後方で支援したりを、使い分けることが大事なのだと思います。

また、学級経営的な視点で言えば、これら先導者、伴走者、支援者をクラスにどんどん登場させていくことが望まれるでしょう。

・・・と、ここまで書いていてもまだ自分の中で違和感が残るので、これから先はまた今度考えることとします。