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労働力の急減で農村はどうなるの?
日本の人口は2010年をピークに減少に転じました直近(2023年)ではピークだった2010年から406万人(3.17%)減少しました。今後も人口の減少は続き、2030年には今より7%、2040年には13%も減少します。
人口減少とともに高齢化も進行します。現在の労働力人口は、6,800万人ですが、2030年には、5,800万人(約1,000万人減)、2040年には、5,300万人(約1,500万
地域の特産品を売るために
農村地域のブランディングを考えるときに、その地域のアイコン(目印)になり得るような特産品がすでに存在していれば、ブランディングはかなりやりやすくなります。そのような産品は地域の内外で知名度が高い状態であるので、そこから展開することができるようになります。
すでにそのような特産品がありながら、積極的に販売できない地域が多くあります。それは、ブランドに関する知識と理解が少ないからです。
ブランドと
北海道も気候変動の影響を受けて農業に大きな影響がある?
この週末の札幌は暑く、連日33℃を超えています。今日は34.7℃だったとか。
北海道の15地点で最高気温が35℃を超える猛暑日となったようです。
一昔前は札幌で30℃を超える日なんてほとんどなくて、あっても8月の1週目ぐらいに1、2日あったかどうかだったと思います。高校3年生の夏は図書館で勉強してたけど、クーラーなんてなかったように思います。もちろん、家庭にクーラーが普及しだしたのもここ10年ぐ
これからの農協の役割
JA(農協/農業協同組合)は1948年(昭和23年)に施行された農業協同組合法(農協法)に基づいて設立された団体です。法律が施行されたのは戦後直後で、農業復興と農業者の生活向上を目的としていました。
その後、農協法は時代の変化に応じて改正が繰り返されていますが、農協は協同組合として、農業従事者の自主的な協力と団結を基盤として、民主的な運営と組合員の自主性を尊重されて運営することで、日本の農業と農
農業技術の進化が食糧増産をもたらした。
世界の科学技術の発展は、18世紀後半から19世紀の産業革命以降、急速に進みました。産業革命では蒸気機関が発明され、その動力を用いて機械を動かすことができるようになったことで、これまで自宅の工房で職人さんが手作業でものづくりをしていた「家内制手工業」から、資本家が工場を建設し、そこに作業者を集め、機械を使って、製品を安価に大量に生産することができる「工場制機械工業」が急速に発達しました。その結果、経
もっとみる価値観に寄り添い共感すること
札幌もこのところ急に温度が上がり、ランチに事務所の外に出るとコートを脱いで、真新しいスーツを着た新入社員らしき若者たちを多く見かけるようになりました。
希望と不安で胸を膨らませて入社した会社も、2週間も過ごせば不安の方が大きく感じる時期だと思います。今は何もわからず、上司や先輩の言うことを聞いて仕事に取り組もうとするも、失敗ばかりで自信を失い、不安に感じているのではないでしょうか?
自分では精
一次産業と地域ブランド
地方では農業や漁業などの一次産業が基幹産業のところが多く、一次産業に関連する事業、産業に従事する人も当然多くなります。地域の人口を維持して地域の経済を維持するためには、一次産業と地域が一体となったブランディングが必ず必要になります。
特に最近ではふるさと納税などの制度で全国から寄付が集まり、その資金を元手に行政も地域の福祉や教育、新たな事業作りをすることができます。ブランディングは地域のふるさと
新年度を迎え、リープスは22期目に入りました。
2024年度(令和6年度)が始まりました。
株式会社リープスも22期目が始まりました。起業して21年目の春です。
当たり前ですが、起業した時は30歳代半ば、体力も気力も有り余っていました。引き合いがあればすぐにどこにでも行ってました。経験や知識は今から思えば全く足りていなかったのですが、行動力は今の10倍はありました。
それから20年ちょっとの時間が経って、50歳も後半、いわゆるアラカンの年代
農家戸数の減少への対応
日本の農業者人口は1960年ごろには600万人もいました。60年経って2020
年には最近の数字では174万人と1/3以下に減少しました。農研機構の予測によれば2035年には、さらに1/3の64万人にまで減少するとしています。
今回は、農家戸数が減少する中で日本の農業がどうなっていくのか考えてみたいと思います。
いうまでもなく農業は国民の食を保障するための重要な産業です。国が主導して農業という