自己否定と幼少期の記憶 1
先日、勝手に敬愛している坂口恭平さんの著書「その日暮らし」が届いた。
坂口さんは双極性障害(今では双極症に変更)という体質の持ち主なのですが、僕も気分の上がり下がりが酷く、気分循環症という病名で2月から休職中です。この症状が出始めて辛かったことの一つが「本が読めなくなった」こと。中学生の頃、朝の会で10分間本を読む時間があり、その当時はやっていたハリー・ポッターを読み始めて一気に本が好きになって様々な小説を読み、20代前半には地元の書店でもアルバイトして本三昧な生活を送ってい