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ソープランド摘発について思う事

去年あたりから、特に今年に入ってからは
全国的にソープランドの摘発が増えている
今までも定期的に摘発はあったが、今年に
入ってから既に3件も摘発されている
半年足らずで3件も摘発されたというのは
やはり多いと言わざるを得ないだろう。
知らない方の為に説明をするとソープランドというのは風営法の性風俗特殊営業「店舗型の1号」に該当する風俗店である。
特殊浴場という名称で呼ばれることもある
これは昔、トルコ風呂と呼ばれていた時代に
ソープランドに名称変更する際の暫定的な
名称として使用された名残である
風俗店でのサービス、プレイにおいて
本番(男性器を女性器に挿入すること)
は禁止されている
なぜなら売春が成立してしまうからである
しかし、ソープランドは表向きは入浴施設という事になっており、入浴の介助をしてくれる女性と男性客が出会った瞬間に偶然、恋に落ちてしまい、そのまま行為に及んでしまったという建前の下、本番が暗黙の了解でOKとされている。
こういった屁理屈とも言える理論で
運営されているので、警察がアウトと言えば
いつでも摘発する事が可能である
鬼滅の刃に「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」という有名なセリフがあるが
その言葉の通り、性風俗の中でも警察に
生殺与奪の権を握られている業種と言える
だろう。
摘発された店は経営者と店長(店舗の責任者)が逮捕される
ソープランドの店長は逮捕されるリスクを
常に背負っているので、給料が高額である
一説によると月給70〜100万くらいは貰って
いるらしい
摘発が報道される際には「売春が行われてると知りながら場所を提供した容疑」となるが
「そんなの全てのソープランドがアウトじゃん!」とツッコミを入れたくなるだろう
しかし、実際にはそれ以外の理由がある
具体例を上げるとホストに依存させ、店ぐるみで斡旋する、売り上げの一部を反社会勢力に収めていた、未成年を働かせていた
大体はこの3パターンである。
ここからは去年から今年に掛けて摘発された事例を紹介する。

2023年7月 東京 吉原
サンタ・フェ、ペパーミント
この2店舗は同じ系列であり吉原では
有名な老舗であった
ホストからの斡旋で摘発
営業停止ではなく営業権の剥奪という
非常に重い処分が下された

2024年1月 岐阜 金津円 
クイーン
摘発の記事を見ても詳しい内容が書いてないので本当の理由は不明だが、道路拡張の
立ち退きで自治体と揉めたという噂がある

2024年5月 千葉 栄町
エリート、カントリークラブ
この2店舗も同じ系列
売上の一部を反社会勢力に収めていた為、摘発された

2024年5月 滋賀 雄琴 
プルプルプレミアム、プルプルネクステージ
プルプルサードステージ
関西では大手のグループであるプルプルグループのソープランド
この3店舗は雄琴でも人気店であった
ホストからの斡旋で摘発
同3店は2024年3月にも警察から警告を
受けていたが、警告を無視してそのまま
営業を続けていた為、今回の摘発に至った

この4つの事例を見ても、去年あたりから
風俗店全般、特にソープランドに対して取り締まりがより厳しくなっていると感じられる
過去には大阪で万博があった際に摘発
されまくった結果、大阪にはソープランドが無くなってしまったという事例がある。
あくまで推測だが、今回も大阪万博が近いので摘発を強化しているのかもしれない
いずれにしても新築、新規出店が不可能な
業種なので既存の店舗は摘発される事なく
生き残って欲しいと思う。





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