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芦原妃名子先生の漫画の力



私、芦原先生の漫画が大好きなんです。
たくさん支えられてきました。

セクシー田中さんの8巻を読みました。1話しか載っていませんでした。
もう一生芦原先生の新刊を買うことはないんだ。できないんだと思ったら購入するためレジに向かうとき切なくなった。
何事においても最後って切ない。


田中さんと三好さんの付き合い方もっと見たかった。
エレナという強烈なキャラがでできたところで終わった。


小学館の方が「物語の今後」を文章で説明してくれていました。
文字だけでもとても面白く、この物語を芦原先生の絵で見たかったと強く思いました。読者の心の中で田中さんたちは生きていきます。でも先生の新刊が読みたかったです。


素敵な作品はセクシー田中さんだけではありません。


「砂時計」は私が初めて読んだ芦原先生の作品です。
小学生の杏たちが大人になるまでの物語。
恋・友情・死・生きるとはを教えてくれた作品です。


「私はあの想い出とあの想い出とあの想い出でできている。そう思ったらひどくいとおしい存在に思える」
何もかもいやになったときこの言葉を思い出します。
私の人生であった楽しい出来事・つらかったこと・大変だったことを思い出し、あれがあったから今があるし、だから次も乗り越えられるでしょ!って前向きに考えることができました。


芦原先生、私仁摩サンドミュージアムに行きましたよ。時を超えて芦原先生もいらっしゃった場所に行くことができて本当にうれしかったです。
素敵な場所でした。時間は有限だから大切に生きようと感じることができる場所でした。
杏や大悟たちが育った場所に行けて幸せでした。
杏と同じ砂時計を買えたこと、出雲大社や八重垣神社に行けたこと、「砂時計」に巡り会えたこと、とても誇りに思います。


芦原先生の作品は、誰もが持っているネガティブな感情やダークな感情、人間の心の機微を丁寧に丁寧に描く。登場するキャラクターたちはどこか生きづらさを感じていて、それでももがきながらも前を向き歩いていく姿に魅了され、励まされていました。


いつもそっと優しくて暖かい言葉を投げかけてくれます。ただのポジティブではなく、ネガティブな気持ちも受け入れて生きていくことのすばらしさを教えてくれる作品でした。

何度でも読み返します。私にとって心の支えであることには変わりありません。
芦原先生が漫画やキャラクターを通じてかけてくれた言葉や想いは一生残ります。そしてずっと私の心の中にあります。


もう“新刊”が読めないことに強い怒りや悲しみを感じます。
こんなことになるならドラマ化なんでしないでほしかった。さみしいです。


セクシー田中さんで「一つ一つは些細な出来事でも、それがたくさん集まれば生きる理由になる」
今日食べたパンがおいしかった。帰ったらアイス食べよう。月がとてもきれいに見えた。そんな些細な出来事を集めて生きています。


これから曲がった背筋を何度でも何度でも伸ばして生きていきます。
どんな人間になってもいい。バカでも阿呆でもいい。夢が叶わなくなっていい。でも自分に嘘はつかず、自分のことを好きでいられる人間になりたいです。

芦原先生、ありがとうございました。
ゆっくり暖かい場所で休んでください。

私がそこにいっても、芦原先生の漫画を読んでいたいな。大好きです。

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