自分で作る仕事

私が勤務する生活介護事業所。

いくつかの作業グループがありますが、それぞれに仕事を持っています。

泉灘が担当している作業グループ"かのかの"は、利用者さん自身の力で立てる、歩ける、動ける力が無いと厳しい、難しいので、事業所の中でもよく歩ける方達が集まっているグループです。
(ペースの早い遅いはあります。)

それぞれのグループ、利用者さんによって出来る事は違います。
なかには職人さんが認める程の腕前を持つ方もいれば、言われた事をやらない方もいます。

そうした人でも、"やれることはないか、出来ることはないか"であったり、"ここは頑張ってほしい"と思う所もあります。

ただ、それはあくまで職員側からの意見です。

最終的にやるか、やれるかは利用者さん次第です。

そんな職員の思惑を超えて、利用者さんが"やりたい、やる!"と見つけたものは、内側から生まれた想いとなり、自然と前を向いています。

与えられた仕事だけではなく、自分から見つけて、作った仕事。
どちらも大切な事です。
むしろ与えられた仕事の方が圧倒的に収入になります。

それでも、自分で作った仕事は利用者さんが見つける事が出来たものです。

職員側の思惑を超えた瞬間、職員が気付かなかった力を見た瞬間。

それはほんの一瞬であり、日々の時間に流されてしまうような場面ですが、確かにあります。

毎日ある訳ではないので、宝くじみたいなものですが、利用者さんを見ていきたいです。

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