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頚椎椎間板ヘルニアをやった話③~原因と経緯

「けいつい」ってなんで漢字が二種類あんの?
「頸椎」なのか「頚椎」なのか
医学的なページでも両方使われてるしどっっちなんだいっ 
てことで見てみた

”頚椎”の方が一般的のようですね。略字なんだ。

さてMRIを撮ってヘルニア確定してからもうすぐ三週間、もし三週間後も痛むようなら~とInjectionのReferralを貰っていたが、こっち判断で予約すんのかと思っていたらどうやらアポが確定していたらしくリマインダーが届いた。とりあえず安静にしつつ生活はできているので、診察されたり注射受けたい気持ちはあるけどコスト的に現段階ではスキップすることに。

相変わらず寝ているか立っているかすればそれほど痛まないが座るとどこかしら影響するのか痛い。食事や、レッスンで1時間座ったままとか、車の後部座席に座って出かける場合モゾモゾ動かないと痛い。

なので必然的に家で寝ているだけになり、トイレと食事のためだけに部屋を出る生活。知人宅は共働きで大学進学を控えた一人息子もたまにバイトに出かけるため、家には私と老犬1匹。これが寂しがり屋で、3人ともいないとずっと遠吠えしながら家中と庭を徘徊している。私は犬が苦手なので部屋のドアを閉め切って居留守を決め込んでいる。

肩甲骨(Scapula)付近の痛みはなくなり、二の腕と肘周りに痛みが移動してきている。ぎゅーっと強くツボ押しされているような不快な鈍痛で地味に疲弊する。首の後ろもやや痛む。字を書こうとしても痛むので勉強動画を見てもノートにまとめられない。

できる作業としては洗濯1人分を腰の高さのラックに干すのがギリギリくらい。前屈みで水を両手ですくって顔を洗えるようになったのもここ数日だ。人様の家に世話になっているというのに掃除や家事など自分の後始末で精一杯で何も貢献できないため、己の無能なお荷物っぷりが嫌になる。

タイトルに付けた本題を忘れそうになったところで、今回こういった症状に見舞われた原因というのが、最初はサッパリ分からなかったのが、最後の4番目に訪れた私立病院でMRIの結果を元にドクターの説明を聞いていた時に、もしかして…?と思い当たる節が。

私はこちらではポピュラーな、他人の家に家賃を払って部屋を間借りする形で居候というか、住んでいた。家主が同居しないシェアハウスもあるが、そういった場合、部屋には多少の収納と、中古ショップで見繕ったような申し訳程度の机と椅子とベッドが一通りあるのみというのがお決まりだ。

私の部屋にあったのも、こんな感じの椅子だった

薄い一枚板で金属足の。作業には向かない、長時間座っていると身体が痛くなるような。イケアの机みたいなのとも高さが私の身体には合わなかった。

Ergonomics(人間工学)の快適さゼロな環境で、さらに私には「一旦外出したらシャワーで身体を洗った後でないとベッドに入りたくない」という潔癖気味の拘りもあった。故に昼寝をしたい時はこの椅子に座ったまま机に足を乗せて、まさにこんな感じだった

私の場合は椅子の前側2本の足を浮かせて椅子を後ろ斜めに傾け、もっと首を後ろに反らした状態だったりしたので、この写真より尚悪かった。

あとこれも

この絵にプラス足を机に乗せ投げ出した状態でずっと動画を見ていたので、角度が尚悪い。体重はほぼ背もたれの上に乗った首周りに局所的にかかっており、動画を見ている間も外部的な痛みを感じていたほどだった。

調べれば調べるほど、首を極端に曲げて骨に負荷を掛けることは良くないとある。。頚椎ヘルニアは首を反らすのもやってはいけないようだ。今から思えば、これで首の骨に相当な重負荷が継続的に掛かっていたのだろう。椎間板が潰れて突出するのも、当然の結果である。

ただ、この行為が悪化を招いたのは明白なのだが、最初に背中に痛みを感じた時、私はまだこの家に住んでいなかった。なので、最初のきっかけは今も分からない。前の家では、ソファに仰向けに寝てお腹の上にノートPCやスマホを置き、首が前方に窮屈に折れた状態で長時間動画鑑賞するのが常だったので、これが始まりだった可能性はある。

とにもかくにも、「姿勢が悪かった」のだ。特に首の骨、頚椎に負荷のかかる姿勢が慢性化していた。これが私のケースの最大の原因だったと思われる。あと足が短くO脚のため、椅子に座っている時は常に足を組んでいる。良くないと分かっていても普通に収まり良く座っていられないのだ。加えて運動不足もあったかな。

自分が頚椎にダメージを受けて酷い痛みを経験した後だと、ドッキリ番組やホームビデオなんかで首にダメージを受けそうな転び方、落ち方、吹っ飛び方をしているハプニング映像を見ると身体が強張ってしまう。首は本当に洒落にならんぞと。

そして何の痛みも支障もなく身体の全ての部位や関節が動かせる健康体って、本当に幸せなことだと実感する。怪我などで今までも思ってはきたことだが、毎度痛感する。人体の機能の何と素晴らしいことか。高度で多岐にわたる。少しでも制限されるとこれほどまでにストレスなのだ。

日本語の記事などを読んでいると痛みが消えるのに3ヶ月から半年かかるなど人によってまちまちなようだ。背中、肩、利き腕の痛みがずっと残ってしまうとできる仕事が限られてしまうので、なんとか消えてほしいものだ。切実に。

保険によるカバーの返金が一通り出揃ったので、次は診察等にかかったコストをまとめてみたい。

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