2023年 青葉賞 各馬考察コメント

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東京芝2400mコース解説

当コースの解説はこちらを参照
コース解説にも力を入れていますので、是非参考にして下さい。

青葉賞 注目血統

注目血統についてはこちらを参照。


各馬考察コメント

ここでの各馬の考察は血統を考慮せずにこれまでのレース戦歴で判断しています。意外とこれまで走ってきたレースを見返すことはないと思いますので、予想する材料の一つとして使って頂ければ幸いです。

アームブランシュ

弥生賞4着馬。前走の山吹賞では前半5F64.4秒のドスロー戦から3コーナーから動いたが明らかに勝ち馬ドゥレッツアの方がギアチェンジが速く、本馬は置いて行かれる状況に。弥生賞のように直線での末脚勝負をかけた方が良いかもしれない。コーナーでの加速力が問われない東京コースの方がやれそう。勝つイメージはできないが2,3着候補として考えられるタイプ。

アサカラキング

デビューからの東京芝1800での2走は上がり負けをする結果に。前走は距離延長で積極策の逃げての勝利だった。2,3着馬も番手につけて雪崩れ込んだ状況。ただ次走で2~4着馬が勝ち上がりしているなどレースの見た目以上に馬のレベルは低くなかった。前述の通り、上がりが使えないので全体的に脚が上がるような消耗戦でしか好走イメージがつかない。

クレオメデス

新馬戦、未勝利戦と前半ドスロー2戦しか経験しておらず、今回のメンバーレベル強化はどうか。ここで好走したら仕方ない。

グランヴィノス

新馬戦で計測した阪神芝2000mにおいてラスト2F22.4秒以内で走破した2,3歳馬は下記の通り。ドスローからの瞬発力戦となったが計測した頭数が過去10年でも少なく、その後に重賞で好走している馬を出していることから能力の一旦を示したと言っても良いだろう。京都2歳Sではペースが流れた影響か伸びずバテずで6着。ただ、1~4着まで先行したか内を立ち回った馬で上位独占したと考えると外を回して勝ち馬と0.5秒差は及第点。今回は距離延長でトライアル戦ということからペースが落ち着けば良い脚が使えるかもしれない。

サトノトルネード

新馬戦はスローからの瞬発力勝負で6着に。この新馬戦はHレベル戦で本馬含めて2~4,6着が次走勝ち上がり。1着馬は次走も勝利、2,3着馬は重賞勝利とメンバーレベルは高かった。勝った未勝利戦は距離延長したことがプラスとなり先行して押し切った。切れ味があるタイプではないので、瞬発力勝負では分が悪そう。先行して押し切れる展開になることが好走条件か。

サヴォーナ

ここまで7戦しているなど数を使っている本馬。これまでのレースを見ると、前走を除いて34秒以上の上がりでしか走破しておらず、速い上がりを使うよりは長く脚を使うタイプ。ドスローからの瞬発力勝負よりはペースが流れて消耗戦になった方が好走できそう。ここまで3走連続で2400mを使っていることから厩舎もスピード不足を理解しているからの立ち回りと考えたい。

シャドウソニック

未勝利を抜け出すに6戦を要しており、勝った未勝利戦もその後に勝ち上がった馬がおらずメンバーレベルはやや低調か。これまでの戦歴から速い上がりを使うよりは長く良い脚を使うタイプであるため瞬発力勝負の展開だと分が悪い。現状は評価できない。

スキルヴィング

2着であった新馬戦がHレベル戦であった。3着馬はその後に重賞勝ち馬。4着馬も次走勝ち上がり、現在は1勝クラスで馬券内に入るなどメンバーレベルを評価したい。また前走ゆりかもめ賞では過去10年で最速の走破時計であった。あまりメンバーの集まらない特別戦であるが、例年のようにドスローにならず前半から時計が流れた中での経験を活きるだろう。現状、上位評価したい一頭。

ティムール

ここ2走はスローからの瞬発力勝負で力を出せていない状況。使える末脚に限界があるタイプで、好走条件としては前半からレースが流れた方が良さそう。ただ、皐月賞5着のショウナンバシットと0.2秒差、人気馬のハーツコンチェルトに先着しているため、人気薄であれば穴で面白そうな一頭。

ナイトインロンドン

ゲートの出が悪く直線で末脚勝負をしていた馬であったが、前走は発馬が決まり好位からの競馬が出来て完勝であった。離し逃げする馬がいて展開が向いたレースのため現状評価は難しい。

ニシノレヴナント

デビューは1800mであったが距離を延ばして2400mで未勝利を抜け出した本馬。これまでの戦歴からレース上がりが速い場合の好走は厳しい。対戦相手もレベルが高いとは言えず今回のメンバー比較では評価することが出来ない。

ハーツコンチェルト

新馬戦のラスト2F22.6秒が優秀で、2歳で中京芝2000mをラスト2F22.6秒以内で走破した馬は下記の通り。半数以上が重賞で好走をしているように本馬にも能力があることは明白だろう。ただスタートが悪くその後のレースで発馬で遅れを取っている。東スポ杯2歳Sを見る限りでは上がりに特化しているタイプではないことが分かる。またホープフルSでは馬群を割って伸びてこれなかったように一瞬で加速することは苦手。前走の若葉Sではコーナーでの加速が他馬と比較して悪く、結果として置いて行かれる事となる。ここ2走の右回りでの凡走、東スポ杯2歳Sでは最後まで伸びてきていることから左回り替わりで見直しが効く可能性はある。出走メンバーの中では経験を積んでいる方なので人気が少しでも下がれば見直せる一頭。

ヒシタイカン

前述したスキルヴィングを新馬戦で破っている本馬。新馬戦が非常に優秀で2歳東京芝1800m~でラスト4F46.2秒以内で走破した馬が下記の通り。大多数がその後に重賞・G1で好走するなど地力を証明する数字となっている。今回新馬戦以来の2走目となるが、オッズが甘ければ楽しみな一頭。

マイネルエンペラー

前走はドスローの流れで後続の馬に差されているように上がり勝負になると分が悪い。理想は2走前のように渋った馬場で上がりが使えない状況でのスタミナ勝負か。これまでのレースでスピードを感じないため距離延長はプラスに働きそう。

マサハヤウォルズ

前走まではダート路線で走ってきた本馬。前走は前半5F67.1秒の超スローペースを逃げたが最後は上がり勝負となり4着。キレ負けしてしまったことから今回はメンバーレベルが強化されるため評価することが難しい。

メイテソーロ

ここまで芝・ダート両方で勝利を上げている本馬。ダートでも崩れず好走しているようにパワーがある。道中で押し上げて前目につけ押し切るのが好走パターン。東京芝2400mで同じ戦法が通用するか懐疑的ではあるが、他馬がバテテしまうような流れや馬場状態となれば好走できるのではないだろうか。

ヨリマル

これまでの好走条件が先行+スローの展開+レース上がりがかかる状況。本馬自体が上がりを使えるタイプではないので、先行して雪崩れ込むしかなさそう。現状、評価できない。

ロゼル

ここまで7戦使ってきている経験豊富な一頭。未勝利戦では後の毎日杯勝ち馬のシーズンリッチとタイム差なしの2着と好走しており地力ある。ただ近走は凡走続きで評価が難しい。おそらく人気薄であるため、穴に狙うには面白そう。

最終見解

◎⑧ヒシタイカン
○⑪スキルヴィング
△⑤アームブランシュ
△④ハーツコンチェルト
△⑥グランヴィノス

メンバーを整理したが、激しい先行争いもなく道中はトライアル戦らしくゆったりとした流れで進むだろう。
メイテソーロの動きが気になるがレースに大きな影響は与えないと考え、各馬コメントで整理したように上がりの使える馬で予想を固めたい。

グリグリ人気ではあるが⑪スキルヴィングを素直に評価。ただ、この馬を新馬戦で負かしている⑧ヒシタイカンに逆転の目を考えたい。
※◎に推すヒシタイカンが2番人気とは驚いた。単勝10倍前後つく想定で考えていたら購入意欲が高まったが、これだと厳しい。
△3頭も上述のように上がりの使えるタイプの馬から選んだ。正直、人気馬ばかりで狙うレースではなさそう。
買い目
◎→〇 馬単 1点
◎,〇→△3頭(◎,〇1,2着固定→△3着付け)6点



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