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シューマン :トロイメライ Season2, Day1#100daysofpractice

昨年、世界的ヴァイオリニストであるヒラリー・ハーン様のインスタプロジェクト#100daysofpractice に共感して練習動画の投稿を始めたところ、思った以上の反響をいただきました。というわけで、今年もやってみます。100日練習シーズン2!

100日練習動画season1からseason2へ

毎日録画するだけで精一杯だったseason1と同じではつまらない、多少なりともパワーアップしたい、でも動画編集にチャレンジする時間はない、カメラ目線で喋るのも性に合わない。ではどうすれば?と考えた挙句、たどり着いたのがnoteでした。

実は昔、音大生ブログのランキングで常に上位にいたほど書くのが好きだったのですが、習慣を手放して10数年。オンラインに綴る楽しさを思い出しながら、ここでは、インスタのキャプションに書ききれなかったこと、音楽の内容やちょっと専門的なことなどに触れていきたいと思います。

シューマン :「子供の情景」作品15より第7曲「トロイメライ」

「子どもの情景」は、当時の恋人(後の妻)クララから「あなたは時々子どものように思えるわ」と言われたことにインスピレーションを受けて作曲されました。全13曲には「おねだり」「十分に幸せ」など、とてもチャーミングな表題が付けられていますが、音楽は無垢な描写にとどまることはありません。「トロイメライ」は、ドイツ語で「夢」を意味する、夢想的な作品です。拍感も曖昧な中、1つのテーマがハーモニーを複雑に変化させながら繰り返される様子は、波瀾万丈な人生を歩んだシューマンが、自分の子供時代の記憶を思い起こし、反芻する姿に重なります。

idobata音楽会で取り上げました

この曲は、昨年12月にidobata音楽会vol.4で演奏したばかりです。idobata音楽会は、ビリーフプラス・蔵(埼玉県飯能市)で開催しているコンサート。昨年の5月にヴァイオリニストの桑原香矢さんと立ち上げたプロジェクトで、築100年の蔵の中で、お茶を飲みながら気軽にクラシック音楽を楽しめる、10名様限定のサロンコンサートシリーズです。詳しくは、インスタをチェックしてみてください。

今日は初日ということで、気合を入れて書きたいところでしたが、トロイメライは超有名曲、解説はネット上でも十分手に入りますし、上のインスタ埋め込みに苦戦して時間を使いすぎたので、idobata音楽会のプログラムノートとして書いたものを、ほぼそのまま載せました。明日から頑張ります…

100日noteの抱負

今後は、私が日常的に行っている指のエクササイズの紹介や、イタリアの作曲家のマイナーなピアノ曲などを中心に、instagramとnoteを交互に更新していく予定です。動画を見て興味を持ってくださった方、クラシック音楽やピアノが好きな方へ、有益な情報を軽やかにお届けできればと思っています。

インスタグラムのフォロワーが1000人に到達したら蔵でインスタライブしたい、という夢もありますので、応援していただけると嬉しいです!


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