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2020.5.23 机を買う買わない問題(了)


ついに観念して、自宅用の机を注文した。

引っ越しを終えた3月末から自宅篭りが始まり、これまで何度となく「机買おうかな…いや、なくてもなんとかなるかな…」を繰り返しては買わずにきたのだけども、結果としては2ヶ月弱の無駄な戦いであった。もっと早く買えばよかった。『快適なリモートワーク環境のつくりかた』みたいな記事を熱心に読んでいたけれど、机がないと始まらないじゃん。


買わなかった理由

引っ越し直後だったことが強く影響している。引っ越しの準備と片付けで荷物の多さに心の底からぐったりし、「物をこれ以上増やしたくない」欲が高まりまくっていた。特に家具的なものが引っ越しの大変さを左右することを学んだばかりだったため、購入への躊躇いが強かった。

でもって、机を買えばデスクワークが捗る、みたいな現実逃避をしている気がして、そのような幻想によって無駄に物が増えただけになったらやだな...という、やはり物を増やしたくない欲がストッパーとなっていた。


机なしの研究生活

[収納ボックス期]
調査道具が詰まった収納ボックス↓が3つとクッションは家にあったので、収納ボックスにパソコンを載せて床に置いたクッションに座って作業した。横つなぎにしたりL字配置にすればiPadと繋いでデュアルディスプレイにもできるし、おやつも置けるし、なかなかよいのでは?と喜んだものだった。

しかししばらくすると、足がしんどい...と思った。あたりまえだけど、足を伸ばす空間がない。机買おうかな...の波。

[衣装ケース期]
そんな中、衣装ケースを使えるんじゃないか!?とある朝ふと閃いた。押し入れからひっぱり出した衣装ケースを縦に積んで机代わりにし、収納ボックスを椅子にするスタイルに移行。いや、しょうもないのだけど、ほんとにいいこと思いついた!椅子って素晴らしいなぁ!と感激したものだった。

今気づいたけど、収納ボックスも衣装ケースもアイリスオーヤマだ。

しかしこのスタイルだと、衣装ケースの上に箱をいくつか積んで高さ調節をする必要があり、しかも衣装ケースがそんなに頑丈じゃないので徐々にゆがんできてしまう。その見た目のガタガタさに、なんだか次第にテンションが下がってゆくのだった。机買おうかな...の波の再来を感じつつ、気づけば収納ボックススタイル(床座り)に戻っていた。


結局買った理由

で、ついに机を注文した。買うべきか買わないべきか...と迷いながら通販サイトをうろついては去る、を繰り返してるこの時間が無駄すぎるわ…とやっと気づいたためである。買って終わりにしたほうが楽だと思った。まさに観念、ギブアップ。

現実逃避(机がないせいにしてる)説もいまだ否定できないのだけど、収納ボックススタイルでは快適な姿勢を求めてずっとごそごそしてる=そのたび意識が途切れてるのは確かなことのようだった。

ところが、ついに買うぞと決心して、ついに品物をカートに入れてついに支払いする画面までたどり着いたのに、「6月下旬入荷予定」「入荷待ち」とかなってるもんだから焦った。そうして改めて買うつもりで見てみると、お値段がそれほどお高くなくデザインがシンプルな机やイスがことごとく品切れになってる。焦った。


机ありの研究生活

そんなこんなありつつようやく机のある生活が始まりましたが、机って素晴らしい発明品だったんだなぁぁぁと感動しています。やはり餅は餅屋っていうのですか、机にするなら机として生まれた存在を使うのが最高なんだって学びました。


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