はじめに

以前からやりたいと思いつつやっていなかったことを、ついに始めてみたいと思う。
それは「未来の我が子への手紙をネットに残すこと」。と言っても手紙はまだこれから書くのだけど。

私は20代前半くらいから、自分の子供を育て、教育がしたいと常々考えていた。
それは教育というものへの関心とか、自分の過去の反省への振り返りとか、両親の教育に対する恨みとか(苦笑)、まあそういった諸々の入り混じったものが結果の考えだったんだけど、とにかく子供が欲しかったし育ててみたかった。

現在、念願叶って子供が居る。
2018/7/20現在、2歳の息子が一人。
昔私が(とても曖昧に)考えていた、子育てというものや育てている自分自身について、状況は大分違うけれど、子供が居て毎日嬉しいので良かったなあと思っている。

で、なぜ手紙を書くか。
突然だが、私の母は4年前に亡くなった。
進行の早い癌で、突然の別れと言うほどではないにしても、あれ、と思っているうちに亡くなってしまった。
その頃の私はというと、結婚して家を出、夫の転勤が決まり他県に引っ越し、そこでの生活が始まり少し慣れてきたかな、と言う具合だった。
私自身の状況が大きく変わり、人生の視点が変わり、様々疑問や悩みが湧いてくるような頃で、こんな時母はどうしたのかな、と度々思っては泣いたのを思い出す。

母が亡くなってから、身の回りにあるどんなものにも終わりがあることを意識するようになった。
私の人生もそのうち終わる。今居る息子が成人するくらいまでは生きていたいが、まあ人生何があるか分からない。

なので、息子が私と話したいことがあったとき、私がそこに居なくても少しは足しになるといいなあ、とか、
あとは、面と向かっては言いづらいことも書面なら話しやすいかなあ、とか、
今の私の考えを残しておきたいなあ、とか、
私が生きていたことを何かしら残しておきたいなあ、とか、
そんなことを考えている。

ネットに残すのは、仮に息子の役には立たなくても、誰か別の人の役に立つ可能性を作っておきたかったから。
今は出版などの過大な労力を払わなくても、個人が個人の責任で考えや物を発表できる。良い時代だ。

というわけで、私も時代の波に乗って個人の考えをネットに放流してみたいと思う。

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