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【Web3.0とは?】ブロックチェーンの社会的意義と可能性

こんにちは。日本でゲームギルドを運営しています、細金と申します。

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今日は、Web時代におけるブロックチェーンの意義について書いていきます。

我々は今「IT革命」という大きなうねりの中にいます。

PCやインターネットが誕生し、ブロックチェーン登場まで僅か50年余り。
目まぐるしく技術進歩が進んでいますが、今回はWebの歴史を紐解くことでブロックチェーンの意義を考えていきます。

Webの歴史

ブロックチェーンを理解するには、この「Webの歴史」をたどるとわかりやすいです。

Webの歴史には主に次の3フェーズあるとされています。

・Web1.0(1989年〜2000年代初期):ホームページ時代
・Web2.0(2000年代半ば〜) :GAFA・SNS時代
・Web3.0(2015年以降):ブロックチェーン革命

Web1.0「閲覧」の時代

Web1.0は「閲覧」の時代です。 「ワールドワイドウェブ」という構想が、ティム・バーナーズ=リーから発表されました。
(WebサイトでよくwwwというURLを見ますがこれはワールドワイドウェブの略です。)

YahooやMSN、IE(懐かしい)といった、インターネットブラウザが登場したのが、この時代です。

この時、データはHPから「一方的に」流れており、ユーザーはそれを「見る」だけでした。

Web2.0「発信」の時代

GAFA企業

2000年代半ばから始まったWeb2.0は「発信」の時代です。 ブログやWiki、TwitterやFacebookといったSNS、YouTubeなどの登場により、誰でも簡単に情報を「発信」できる時代になりました。
この時、データが「双方向に」流れたことで情報爆発が起こり、いわゆるビッグデータとして蓄積されていきました。

GAFAは世界中のユーザーの個人情報を集め、「ビッグデータ化」することで世界経済の覇権を握る存在になりました。

Web2.0への疑念

Web2.0の恩恵は説明不要かと思いますが、一方で「データの所有権」が特定の企業に集中することが問題になりました。

近年、個人情報の流出や不正利用などのニュースがたびたび話題になりますが、Web2.0においてユーザーは個人情報の管理を、”企業の倫理”に委ねることしかできません。

私たちは、生年月日などの個人情報から位置情報・モノの購入履歴に至るまで、全ての情報を企業に占有されており、その管理状況を調べる手段を持ちません。

Web3.0「分散と共有」の時代

ブロックチェーンのイメージ図

Web2.0で問題になった「管理者依存・独占状態を解決しよう(=中央集権から分散させよう)」というコンセプトで生まれた技術こそブロックチェーンなのです。

ところで、Web2.0の象徴とも言えるGoogleは「Don't Be Evil(邪悪になるな)」を非公式の規範として掲げていますが、これは企業の倫理観に依存している現状を端的に表しています。

Blockstack社はこの標語をもじって「Can’t Be Evil」と広告を出しました。ブロックチェーンはそもそも邪悪になれないよ、というわけです。

Blockstack社は、ユーザーが個人情報を直接所有し、制御できるサービスを提供している会社です。
Web2.0で企業に集約されたデータを、ブロックチェーン技術により、個人で管理できるようにしたわけです。 Blockstack社には、リクルートも出資しています。

Web3.0の応用

 この「特定の企業に依存しないデータ管理技術」を応用したのが

1.DeFi(分散型金融)
2.NFT(非代替性トークン)
3.ソーシャルトークン
4.メタバース 

というわけです。

今後さらに様々なテーマが登場してきますが、全て前述の技術が基盤になっていると考えれば理解しやすくなります。

上記4つはそれぞれ下記業界にブロックチェーン技術が応用されたものです。

1.DeFi・・・金融など
2.NFT・・・アートやIP(知財)など
3.ソーシャルトークン・・・組織運営や投票など
4.メタバース・・・ARやVR・不動産など

そして、これらを全て内包/融合したのが「GameFi」であると考えることができます。

まとめ

ブロックチェーンは、基本的に

1. システムの開発・運用に貢献すればするほどインセンティブが働く
2. データの改ざんができない(正確にはズルしてもすぐにバレる)

という設計になっているため、当ギルドでも大切にしている「分かち合い」の仕組みが成立しやすいのが特徴的です。

そのためブロックチェーン技術が、実サービスとして普及し始めると、世の中が「性善的」に改善されていくのではないかと期待しています。

希望的観測ではありますが、多くのWeb3.0に関わる人たちが、その未来の実現を渇望し、いま必死に努力をしているのだと僕は思っています。


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