Tokyo COVID-19; 12/18-12/24/2022

東京都における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するノート(12月18日-12月24日)

概要

・12月18日から12月24日の報告日別陽性者数の7日間平均は16,682名と前週(12月11日の週)より1,314名の増。増加幅は再び小さくなった。

・重症者の7日間平均は前週より18名増え41名である。

・1週間の死亡者の報告は128名と前週より2名の増。

・第7波(2022年6月12日以降)の累積感染者は19歳以下が22%、累積死亡者は70歳以上が89%を占めている。第6波では19歳以下が20代を上回ったが、第7波では拮抗している。死亡者の年齢分布は第6波と同様である。

全感染者数の推移

12月18日から12月24日の報告日別陽性者数の7日間平均は16,682名と前週(12月3日の週)より1,314名の増である。

この7日間平均を1週間毎に遡って比較すると

直近 16,882 前週比 108% 1,314

1週間前 15,568 前週比 123% 2,925

2週間前 12,644 前週比 108% 917

3週間前 11,727 前週比 117% 1,706

4週間前 10,021 前週比 117% 1,484

5週間前 8,537 前週比 116% 1,206

6週間前 7,331 前週比 141% 2,143

7週間前 5,188 前週比 144% 1,592

8週間前 3,596 前週比 113% 413

9週間前 3,183 前週比 106% 186

増加幅は再び小さくなった。

検査者数(最新12月24日)

7日間平均で21,132名。陽性率の7日間移動平均は40%と10月20日の17%を底に増加している。

東京都発熱相談センターにおける相談件数(最新12月24日)

・7日間平均は5,421件、12月7日の3,027名から増加に転じている。

・この相談件数は第5波までは陽性者数を上回り陽性者数の先行指標として機能していたが現在は陽性者数が上回っており、後追いの状況にあると言える。

重症者推移

重症者の7日間平均は前週より16名増加して41名である。年代、男女の別は下表の通りである。

40代から70代の重症者の推移を下図に示す。

感染者・死亡者累計

報告日別の陽性者累積カーブは再び変濁点を迎えた様である。

1週間の死亡者の報告は128名と前週より2名の増。

年代別感染者数の推移


・10代以下の人口当たりの陽性者数は20代を超過している。

・12月24日時点の65歳以上の感染数の移動平均は1,578名と前週より143名の増である。

各波との比較

2020年の5月23日以前を第1波、5月23日から営業時間短縮要請が解除される前日の9月14日までを第2波、9月15日から緊急事態宣言が全面解除される2021年3月21日までを第3波、3月22日から6月16日までを第4波、6月17日から11月30日までを第5波、12月1日から2022年6月11までを第6波、6月12以降を第7波として、各期間の感染数・死亡数を年代別に表にまとめ、発症日別陽性者数、重症者数、高齢層の新規発生数(報告日ベース)の各トレンドと併記した。

第7波の陽性者の年代別比率を見ると第6波と同じく19歳以下が22%と20代の19%を超えているが、その差は第6波よりは小さくなっている。累積死亡者は70歳以上が89%を占め、第5波で32%を占めた50代・60代は8%に減少している。この傾向は第6波から変わっていない。ただし、重症化率や死亡率は第6波よりも低いと言える。

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