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2019.11.29~2020.11.29

#菅井友香生誕祭 #菅井友香誕生祭 #いい肉の日

このハッシュタグから毎年(ここ数年)始まる11月29日。昨年は少しだけ違う様相を呈していた。飛龍伝と菅井友香さんに関連する約一年間の思い出を振り返っていきたいと思う。

幕開け

2019.11.29(金)早朝、舞台・飛龍伝2020のキャストが発表された。8代目神林美智子に抜擢されたのは欅坂46キャプテン・菅井友香。私が好きな人である。作品の本筋から逸れた(ように原作・過去作を未体験の当時の私が思えた)下品な見出しの報道をするメディアも多く、心が痛んだ。演出の岡村氏もこのように言う。

なかなかに荒れそうな作品に巻き込まれたなぁと思っていた矢先、今度は出演者のツイートが炎上した。(投稿削除済み。わざわざ掘り返して拡散する気はないので気になる方は調べて下さい。)

時は進んで、舞台の詳細が発表された。(下記リンクからどうぞ)

東京・新国立劇場で一月末から二週間ほど公演した後、二月末に大阪・TTホールでの公演である。私は忙しかったため東京千秋楽と東京の適当な日程で行く予定にした。

苦難

年内リリースが予定されていた(?)欅坂46の9枚目シングルのことも考えると、菅井さんは大変そうだなぁと感じていた。(シングルどころかグループすら幻になるなんてこの時は思ってもない。)さらに年末の欅坂46は音楽番組ラッシュで大変なスケジュールである。しかし不安を払拭するようなパフォーマンスを演じて新年を迎えた。特に不協和音・黒い羊等では新しさも垣間見えてこれからの欅坂46の可能性にケヤついて止まらなかった。しかしながらツアー以来姿を見せていないオダナナ、彼女と仲が良く'18年末に獅子奮迅の活躍を見せたもんちゃんはとても心配であった。菅井さんについては#yuukatalk やブログで送られてくる写真では、舞台が近づくにつれて健康状態が心配になる彼女が多数見受けられた。

2020.01.23(木)、バイト終わりのLINEはバナーが50件近く貯まり、サークル仲間からの通知がうるさかった。メンションまでされて欅のことについて話していて奇妙だなぁと思ったが、すぐに事の重大さに気付かされた。

関しまして

よく目にする何の変哲もない言葉だが大きな意味を持っている。ある程度予期していた前述の二人と全く予想もしていなかった二人の卒業・脱退・休業が発表され、いつものようにこの言葉が彼女たちの名前に添えられていた。翌日菅井さんのブログを読んで気持ちを落ち着かせようとしたが無理だった。

この日からの数週間は本当に心が虚無だった。2月5日に取った飛龍伝も見に行くかどうかすごく悩んだが、気付いたら初台にいた。(おそらく菅井さんに引き寄せられたんだろう。)しかし、飛龍伝の原作は購入したが、ほとんど読めずに個人的な飛龍伝の初日を迎えてしまっていた。そのため物語の内容は劇を通して伝わったものが多く、今も強い印象が残っている。

飛龍伝2020 上演

熱量に圧倒された。私は菅井友香を見に行った(当時の私は虚無感が先行してそのような能動的な感情を持っていなかった)筈だが、そこには神林美智子がいた。NONSTYLEの石田さんも山崎一平であり、味方さんも桂木純一郎であった。物語と劇中歌に感動し、涙した。単純に物語としても感動するものだが、好きな人が頑張っている姿というものはより強く印象に残る。とりわけ、前述の123事件の後の不安定な時期に抗うような彼女は本当に魅力的だった。欅坂46のキャプテンと全共闘の委員長を務める姿が重なって見えた。終盤は尿意との戦いだった(笑)このような些細な事を覚えているのはこの舞台を通して虚無感から少しだけ解き放たれたからなのだろうか。とりあえず、この日からは人間味のある精神状態に戻った気がする。

東京千秋楽までの期間は、東京ドームライブの円盤と飛龍伝の原作を読んで過ごしていた。もう戻ってこない日々の懐古と、千秋楽を存分に楽しみたいという訳の分からない感情で生きていた。千秋楽はスタンディングオベーションで幕を閉じた。特に印象的だったのは河合さん(伝われ)。後列ながら最後まで深々と礼をしていた。大阪に行く予定はなかったので劇場の空気を堪能してから帰った。

飛龍伝の休止期間である2月16日に坂道研修生の配属配信の予定が入った。各坂道グループのキャプテンがMCを務めるとのことだった。乃木坂46秋元真夏さんはバスラ、菅井さんは飛龍伝大阪を控える中でのイベントだった。運営は何を考えていたのか、なぜあのタイミングだったのかはわからない。(さらにバスラ名古屋と飛龍伝大阪を近い日程でやられると流石に厳しかった。両方行きたかったのに)

2月23日、友人に誘われて明治神宮外苑クリテリウムを観戦した。自転車を見ながらだったが、飛龍伝の大千秋楽が気になって仕方なかった。20時くらいに帰宅し、湯船の中で観劇欲が抑えられなくなった。夜行バスと大阪大千秋楽のチケットを手に入れ、気付いたらバスタ新宿で夜行バスに乗っていた。またも菅井さんに引き寄せられてしまった。朝から大阪を観光して大千秋楽を観た。

こちらもスタンディングオベーションで終わった。舞台の最後には、久保田さんから菅井さんへの労いの言葉が伝えられ、涙を誘った。夜はおいしいものを食べてから東京へ戻った(食べてばっかり)。夜行バスの中でレコメンで菅井さんの声を聴きながら飛龍伝の思い出に浸った。2月24日、東京に到着し、国公立大の受験生を横目に見ながら駅ナカのパン屋で朝食を摂り、昼頃まで居座って飛龍伝を読んでいた。

その後、TBSチャンネルにて舞台が放送された。観劇していない2月8日公演分の模様が放送されたため、もう一公演観ることができたのは良かった。ただ、やはり舞台は生が良いという感想に行きつく。劇場の空気感や観劇者の期待や不安などが混ざり合って、張り詰めて緊張した環境で観ることができる。コロナ禍での舞台劇の上演は厳しいものがあるが、機を見てまた足を運びたい。(TBSチャネルについては下記リンクよりどうぞ)

終わりに

2019年11月29日からの一年間で、菅井友香さんは大きく変化しました。それは勿論良い意味で。グループや環境の変化がとても大きく、私が想像するよりもはるかに大変なものだったでしょう。飛龍伝の神林美智子という大役、いつリリースできるか分からない9枚目シングル、欅坂46のキャプテンという役割も含めたメディア露出、飛龍伝期間とその後の雑誌インタビューの数々、メンバーの離脱、オンラインライブ、改名・新グループ始動、ラストライブ、、、

オンラインライブでの改名発表の時の菅井友香さんは誰よりも辛く悲しそうでしたが、誰よりも強さを感じました。しかしそれは神林美智子のような強さでした。菅井友香さんを神林美智子が演じているような、神林美智子になって辛さを抑え込んでいるような、、、

しかし、ラストライブでの菅井友香さんは菅井友香さんの強さを持っていたように思えます。あの不協和音は苦しさなどを超越した何かだったように感じます。サイレントマジョリティーの後の挨拶もそこにいたのは確かに菅井友香さんでした。欅坂46の最後の最後に、欅坂46の菅井友香さんを観ることができて本当にうれしく思います。

今年の11月29日は、櫻坂46の菅井友香さんとして迎えることになりますが、今後とも応援していきたいと思います。誕生日おめでとうございます。

#菅井友香 #菅井友香生誕祭 #菅井友香誕生祭 #いい肉の日 #飛龍伝2020 #飛龍伝

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