見出し画像

いつでも つながっていられるように。

国立西洋美術館のパスポートチケットが販売されている!と知ったので、早速 購入してきました。

2024年3月31日まで、常設展を何度でも鑑賞できるカードが 1,100円。
常設展には通常500円で入れるため、3回行かないと “お得” にはなりません。
しかも、企画展を鑑賞した当日であれば常設展は無料で観られるのでありますし、最近は月に一度無料で常設展を鑑賞できるfree day(毎月第二日曜日)もあるのだそうです。
しかもしかも、11月3日の文化の日も無料だし・・・。
と突き詰めて考えると、決して “お得” ではないのかもしれません。

しかし。
そんな “お得” 勘定は全く働きません。

 いつでもあなたをお迎えします
 いつでもあなたとつながっています
美術館がそう言ってくれているようで鼓動が高鳴ります。

 絵画を好きでいていいんだよ
 絵画と心を通い合わせていいんだよ
そんな資格が与えられたようで、誰かに自慢したくなります。

もしどこか知らない世界に迷い込んだとして、
「あなたという人間を証明して見せなさい!」と言われたら、免許証でも社員証でもなく このパスポートチケットを提示します。
 これが私です!

**********

QRコードやデジタル管理ではなく、物質としての「カード」であることがまた嬉しい!。国立西洋美術館が所蔵するクロード・モネ『睡蓮』は、200点以上存在する『睡蓮』の中でも、色合いがとびきり美しいですね。
一枚だけ購入する予定だったのですが、券売所で睡蓮カードを見せてもらって思わず「三枚ください!」と言ってしまいました。

一枚は自分用に、そして残りは美術が好きなあの人とあの人に贈ることにします。彼女たちも鼓動を高鳴らせてくれたら、それで嬉しいのです。
そして彼女たちともつながっていられたらいいなぁ。

<終わり>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?