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美術展

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美術展に行った感想、気になった作品や作家について書いています。
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#ピカソ

“二つの顔” を楽しむ<ピカソ展>

国立西洋美術館で開催中の<ピカソとその時代展>。 ベルクグリューン氏のコレクションに大興奮し、その見どころを「余すことなく」記事にしよう!と、10日前から投稿準備を始めていたのですが…。私には無理でした(涙)。 なので、「掻い摘んで」ザックリと投稿します。 私が勝手に決めた 今回の鑑賞テーマは、 “二つの顔” です。 ******************** 【序章〜ベルクグリューンと芸術家たち〜】 来日した97作品をコレクションしていたハインツ・ベルクグリューン氏は

ピカソの[作品リスト] と [列車時刻表]

“20世紀絵画について知りたい!” スイッチを押してもらった私が楽しみにしていた <ピカソとその時代 展>(国立西洋美術館)。 いよいよ始まりました。 会期の前半に絶対に行こう!と思っているのですが、いつ行けるかはまだ未定。 しかし今は「インターネットとその時代」。公式HPからいろいろな情報を入手することができるのです。 [開催概要]や[見どころ]を読んでワクワク。 ベルクグリューン美術館から来日している97点のうち、76点が日本初公開なのですね。 公開されている作品画像

芸術は、国と国との間に橋をかけることを促す一つの誘惑

奇蹟の芸術都市<バルセロナ展>に行ってきました。 とても刺激的で勉強になったので、私が心動かされた事をいくつか記録させて下さい。 ◉「バルセロナ」について オリンピックが開催されたスペインの主要都市で、サグラダ・ファミリアがある…これ以外は知らなかったので 展示会場で勉強してきました。 バルセロナはカタルーニャ自治州の州都。かつて独立国であったカタルーニャ自治州は独自の言語を持ち、面積はスペイン全体の約 20分の1 しかないものの、スペイン経済の約10%を担い 人口もスペイ