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美術展

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美術展に行った感想、気になった作品や作家について書いています。
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#セザンヌ

“二つの顔” を楽しむ<ピカソ展>

国立西洋美術館で開催中の<ピカソとその時代展>。 ベルクグリューン氏のコレクションに大興奮し、その見どころを「余すことなく」記事にしよう!と、10日前から投稿準備を始めていたのですが…。私には無理でした(涙)。 なので、「掻い摘んで」ザックリと投稿します。 私が勝手に決めた 今回の鑑賞テーマは、 “二つの顔” です。 ******************** 【序章〜ベルクグリューンと芸術家たち〜】 来日した97作品をコレクションしていたハインツ・ベルクグリューン氏は

画家の見た景色と鑑賞者の観る景色<A面>

<自然と人のダイアローグ展>第3章は〜「光の建築」The Architecture of Light〜。 第1章、第2章とは全く違う世界が広がっていました。 (冒頭の写真は左から セザンヌ、ホドラー、シニャック) 常設展で何度も観てきたセザンヌ(画像・左)からスタートです!。 島展示というのでしょうか、展示室内の空間を遮るようにポツンと置かれた黄色い壁に 来日したもう一つのセザンヌ(画像・右)。視線を不規則に移動させることによって鑑賞する側もリズムを感じることができます。