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美術展

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美術展に行った感想、気になった作品や作家について書いています。
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2022年9月の記事一覧

スイス プチ・パレ美術館に学ぶ・後半戦

前回は<スイス プチ・パレ美術館展>の【印象派】【新印象派】【ナビ派とポン=タヴァン派】を振り返りました。 美術展に行くと本当に学びが多いのです。なかなかまとめきれません。 今回は <スイス プチ・パレ美術館展>・後半戦。 少しスピードUPしてサクサク進めていくつもりです。 ******************** 第4章 【新印象派】から【フォービスム】まで。 【フォービスム】もまだまだ未知の世界。楽しみです。 ちょっと気になる作品でスタート。 筆に 白い絵の具を厚

スイス プチ・パレ美術館に学ぶ・前半戦

“20世紀絵画をもっと知りたい!” スイッチを押してもらった私は、 <自然と人のダイアローグ展> → 次に、前回投稿した <ルートヴィヒ美術館展>に行ってきました。 そして「セザンヌに影響を受けた画家たちや、【キュビスム】初期の作品がもっと見たい!」と、次に選んだのが <スイス プチ・パレ美術館展 〜印象派からエコール・ド・パリまで〜>。 最初は「うーーーん、【印象派】かぁ…」と思っていたのですが、公式HPに 「19世紀後半から20世紀初頭のパリでは、印象派、新印象派、ナビ

<MUSEUM LUDWIG COLOGNE>

noteの投稿に苦労していた8月でしたが、ちょこちょこ美術展には足を運んでいました。 「20世紀絵画を知りたい!」スイッチを押してもらった私が選んだのは、 1️⃣ <ルートヴィヒ美術館展>〜20世紀美術の軌跡〜 2️⃣ <スイス プチ・パレ美術館展>〜印象派からエコール・ド・パリへ〜。 とても興味深く鑑賞してきました! まずは、1️⃣ <ルートヴィヒ美術館展>(国立新美術館)について。 今回は図録も購入せず あまり復習をしていないため、根拠の薄い単なる感想を述べています。お

画家の見た景色と鑑賞者の観る景色<B面>

(冒頭の写真は、左からセザンヌ、ドラン、モンドリアン、クレー) <自然と人のダイアローグ展>第3章〜光の建築〜を、 前回とは違う角度から <B面>として投稿しよう! …と8月、31日間ずっとnoteの下書き画面と向き合っていました。 きっかけは、6月18日(土)に国立西洋美術館の田中館長の講演会「20世紀美術における自然」〜セザンヌとセザニスムから〜を視聴したとき、 今までその存在すら疑っていた 私の体の中にある、 “20世紀絵画を「知りたい!」スイッチ” を押してもらっ