狼から犬へ成り下がったゲーマーたち
結論からいこうと思う。
日本の現在のゲームユーザーはマジで雑魚い。
少なくとも、通信ケーブル繋いでポケモンやドラクエモンスターズで殴りあってた子供の頃より、主観的にみて強い人に出会う頻度が激減した。
これは、そもそもゲームに触れるユーザー層が変わったのだと考えられる一方、マーケティングも大きく変わってしまったことが間接的に証明していると感じる。
ぶっちゃけ、世の中便利になりすぎて、精査されていない攻略や個人の感想レベルのメタが、さもテンプレ最強みたいに出回ってしまうネット依存型の環境になったからだと言えないだろうか?
とは言え、明らかな誤情報であれば疑問を呈する者の割合は増えるだろう。そして、ネガティブな反論が多くなれば、確かに否定されるケースはある。
しかしながら、誰も検証が出来ていない、新作モバイルゲームのリセマラランキングのページなどは、こうした誤認の最たるものだ。 こっちの記事ではTire1がアタッカー。あっちの記事ではTire1がヒーラー。
クソが! 自分で使って考えろ! お前がどう遊びたいか考えて、それを成立させられる戦術のパーツをリセマラしろ!
と、個人的には思ってしまう。
つまるところ、少し探せば他人の評価は分かるから、それを見て最強なアカウントを作ろう。そう思うのが、現在の情報過多なゲームの攻略事情だ。
アホか! みんな脳死で「最強」をググっているんだから、その「最強」は頻出する。であれば、「最強」をピンポイントにぶっ潰せる「メタ」を考えろ!
特に、対戦ゲームではこれが出来るか出来ないかで、確実に統計レベルで勝率に影響がでる。
かつてのゲームセンター全盛期では、クローズドなコミュニティでも戦略的研究は行われ、大会では人読みの戦いになることも多かった。特に、人読みは未だにハイレベルな対戦環境では有効だし、使われている。
昨今、モバイルのゲーム市場が開拓され、ハードがなかったり無課金ですら、ゲームを当たり前にプレイすることが出来るようになった。これによって、そもそもゲームリテラシーの格差が大きくなり、結果、「狩る側のゲーマー」以上に「従順なゲーマー」が主要な客層にシフトしてきた可能性すら感じている。
要は、修行僧の如く腕を磨く廃ゲーマーの連コインより、ゆるゆる毎日嫁を愛でるオタゲーマーの貢ぎに依存した構造である。
別に、私はゲームの市場が広がることには文句はないし、むしろ業界にお金が落ちるのは悪くないと思っている。そして、色んなゲームに触れて自分のベストオブゲームを見つけて欲しいとも。
ただ、自分が弱いくせに自らを省みることも、環境の研究すらもせずに、ただただスクショ撮って仲間を「雑魚」と晒すのは分不相応な行いではないか?
願わくば、鳴き声だけがキャンキャン一丁前な犬が減り、それに怯えるチワワたちがもっと遊びやすいコンテンツが増えんことを。
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