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天鳳牌譜研究・take-you(竹中雄哉プロ)

https://tenhou.net/3/?log=2022020821gm-00a9-0000-137e027b&tw=2


①1枚切れの發を残して、完全安牌の打8m。
雀頭がない形なので、縦重なりの枚数を重視したか。
ペン3mをダイレクトに引いた場合、發単騎リーチを打ちたいっぽい。
僕は横伸びの多面待ちを重視して打發としそう。

②ションパイの西中を残して打3p。
メンツ候補が出揃い、下家に鳴かれにくい牌から丁寧に切り出していく。

③3対子の比較的ばらばらな手牌から、安牌候補の打發。
9sを既に切っているが、縦重なりを見て8sを残した。
西家が早そうな仕掛けを入れているが、積極的に手を進めている。
西家は点棒が競っている相手であり、守備意識など持っている場合ではないということか。

※追記……本人いわく、序盤の安全牌<手役関連牌の基準に従ったとのこと。手役としては、タンヤオ、七対子など。

④ピンズの二度受けを残し、打7s。一向聴を維持。打9pの二向聴戻しもあり得る手順ではあるが、その場合8p引きではピンフドラ1のくっつき一向聴になるだけ。
5p引きでも打1pとせず打7sとして47p3sのくっつきに受けてもよく、打9pのメリットは主に、58pを引く前に568sを引いた時によい形になるということ。
それよりも三色目の3sだけを残し、8p引きで即リーチが打てる打7sを選んだ。

※追記……本人いわく、ツモ5pでリーチを打つかどうかは巡目次第とのこと。

⑤次巡にすぐ5pを引いてテンパイ外しの打9p。
タンピン三色の一向聴に受け替える。

⑥引き続き同じ局。裏目の8pを引いて打1p。
2pが3枚見えで4pのくっつきが弱い。
もちろん理想は24s引きだが、巡目が進んだこともあり、この後の7p8p3s引きもリーチを打つのかもしれない(9p引きは微妙か)。

→結果は、4sを引き、リーチを打って下家から2sの出和了りという理想的な形に。

⑦第一打5sの先切り。2m引きでメンツ候補は揃い、安牌候補の東發をキープして36s出和了り率を高める。
マンズはペンチャンではあるが、47m引き後の良形変化がある。それも加味した選択かもしれない。

※本人いわく、字牌重なりで23p落としのホンイツ移行も考えていたとのこと。

⑧47s引きで理想的なメンゼンイッツーの形になるが、3900のポンテンはしっかりとる。
4789s引きでの良形変化もある。
56sからでもおそらくはポンしただろう。

⑨形では8s8mを切りたいところだが、打7pを選択。下家ケアか。
ちなみに下家の手牌はこのとき、

67m234p677s白白

となっていた。
この後手牌でドラの西が重なり、下家の想定打点が下がったことからまっすぐ手を進める方針に転換し、1000点の放銃に。

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