私の理想とする旅のスタイル

旅の計画はしっかりする方か否か？と聞かれれば、私は前者に分類されると思う。

プランニングは綿密に、とは行かなくとも、余念がないくらいには入念に下調べをしておいた方が振り返ったときの後悔が少なく、損得抜きにしても精神衛生上◎ということが過去の経験上言える。

時間がなくて下調べをしていなかったときに、あの時もっとやりようがあったのにという後悔は間違いなく不要な感情であり、そんなことに時間を使うのは非常にもったいないと思う。

知った上で結果的に選択しないのと、知らずに選べなかった、の間には雲泥の差があると思う。

加えて、下調べをしておいた方が現地についたときにローカルや旅行者との会話が楽しめて、質問の幅が広がると思っている。

しかし、いくらプランニングをしっかりしているとはいえ、杓子定規にその計画どおり行動するかといえば、それは現地についてからの気分次第であることが多い。

なんか理由はよく分からないけど呼ばれる、とか今日はこっちには行かなくて良さそうだ、という直感は恐ろしいほど当たる。

そして、近年はその直感通りに行動することがきわめて多い。

もうお気づきの方も多いだろう。

私の理想とする旅のスタイルというのは、入念に計画は立てておきながらもその時々の感情に向き合って気分次第で行き先を決めたり、行動の方向性を柔軟に変えていくというものだ。

そのくらいの気持ちの余裕がある方が、旅は断然面白い。