男尊女卑感は続くのでしょうか。

 ある老舗金融機関さんのイベントで他大学の学生さんによるプレゼンの講評係を仰せつかりました。
 こちらの金融機関さんの事情通(夫)によると、とにかく褒めたら良いとのことだったので、6分間忖度タイムセールしてきました。

 その企業様の会社員様を対面で拝見していると、ゴツいんですわ。なんかこう、ゴツいんです。いや、ちゃんと髪の毛もツーブロック目できちんとしてるし、服もシュシュってしてはるしね。日焼け!ゴツい!がウリって感じの方が多かった。たまたまその場にいらしたサラリーマンさんの共通項ですので、一般化する気はないのよ。また銀行と貸金系のサラリーマンさんで微妙なオーラが違います。

 そいでもって、会場全体にマッチョというかそこはかとない男尊女卑がダダ漏れよね~と思いつつ。

 なんというか、おじさん達が若い学生にプレゼンをさせて褒めちぎる様子、「これ絶対社長さんによる、社長さんのための趣味の会じゃないよね!」と心の中でツッコミながら、その会を下支えする女性やゲスト参加なさってる女性と交流して退散しました。

 たまたま、「世の旦那さんは家庭においてなんと油断しているんだろう」と思うことが続き、私に慣れてきた男子学生の「ご本人たちは1ミリも気づかないけど油断しきっていて、やるべき家事に気づかないお父さん、妻が何でキレているのかを気づきもしない夫さん予備軍」している様子を微笑ましく見ていたところだったので余計に印象深いものでありました。


 そんな中で、サクサクと優れたプレゼンを進める女子学生、柔らかくも仕事をこなす女性社員達(中には国立大学の教員として採用された女性も出てきた)の行き届いた、心に届く振る舞いに、敬服したのよ。

 サラリーマンさん達もたぶん良い人。男尊女卑感は急には拭えないけれど、努力しているようにも見えました。革命的に変化するのではなく、少しずつ少しずつ、雨だれが石を穿つかのように中から外からの小さな変化が大きな変化に繋がるに違いない。

と、娘とプチ帰省した先のホテルのお風呂あがりに考えておりました。

 まだまだ、男尊女卑的な骨組みは続くのでしょうか。

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