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花を買う娘

街なかの大きな駅でバス停に向かいながら、明日はお客さんがくるからどうしてもお花を買いたいのと時間ギリギリになってから娘がいいました。道すがらに見つけたいつもと違う花屋さんに一人で行かせることに。2000円以内よ、と千円札を切らしていたから5000円を預けて(重過失でした)。2000円どころかお花と小銭だけ(!)とレシートを持ち帰ってきました😓

母「お札は?」
娘「へ?」→「あっ?」→「なんかゴメン」

店員さんに話かけると、「お嬢様だけでしたので、お売りしてよいか迷いましたが‥。でも、お嬢様はお目が高いといいますか、お高い花ばかりをさくさくと迷いなく選びまして…」としどろもどろのお世辞モードで話してくれました。デルフィニウムは高くないぞ!何が高いのかしら。

娘ちゃんいわく、2000円以内ってのは聞こえてなくて、今日のママはなんだか気前がいいなあって思ってたんだって。違うったら違う。そんなんじゃない。

最高値は紫のバラのはず。本当にキレイね。せっかく我が家の子になったので、明日はちゃんとした花瓶に移す予定です。

しばらく節約よ、とハートに誓うお母さんでした。

それにしても。
民法総則に出てきそうな例題ですよね。
先生!私、契約を取り消せそうな気がしてきました(笑)
でも、多分取り消すことはできません。
未成年者の取引ですが、親の同意はあるっちゃある。錯誤っていえばそうだけど、娘の勘違いは保護される錯誤じゃないから錯誤取消しもできません。何より花を返品するなんて無粋だと思います。

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