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敏感肌は○○を気をつけて美肌作り

今日はサロンに来てくださったお客様が敏感肌。(私の職業はネイリスト)肌に合う化粧品を選ぶのは難しいということで、肌悩みのある方のスキンケア選びのポイントをまとめてみました♪ ※皮膚に疾患がある場合は皮膚科受診をお願いします。

効果を求める前にまずは肌の保護を

暖かくなってきて乾燥が少しマシになってきたかと思うと、今度は花粉、PM2.5と肌トラブルの原因が増えてくるこの季節。

いつも使っている化粧品なのに赤みや痒みが出てくることがあると思います。そんな時は今使っている化粧品は一旦お休みにしましょう。

肌が荒れた状態は肌の水分が空気中に奪われてしまったり、紫外線の影響も受けやすくなります。そんな時にいくら良い化粧品を使っていても乾燥を感じたり、シミが出てくることも考えられます。
ですので、まずは「肌を保護する」ことを最優先に考えて下さいね♪

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どんな成分に気をつける?

敏感肌の人でなくても体調が悪い時や生理前などは、普段使っていて何ともない化粧品でも赤みや痒みが出ることがあります。

そんな時も効果を求める「攻め」のスキンケアは避けたいところ。

例えば「レチノール」という肌のターンオーバーを促す成分。
シワを改善する効果が認められ、医薬部外品(薬用化粧品)では効果を発揮する量が含まれている分、使用上の注意点では「皮ふトラブルを起こしやすい方は使用を控える、敏感肌の方はならし使用をおすすめする。」と記載があります。(資生堂 エリクシール エンリッチド リンクルクリーム)

紫外線対策に配合される成分では、紫外線を吸収して熱に変えて放出する「紫外線吸収剤」と紫外線を跳ね返す「紫外線散乱剤」がありますが
「紫外線吸収剤」で肌が荒れる場合は「紫外線散乱剤」が入っているものに変えてみるといいかもしれません。

*紫外線吸収剤→ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸へキシル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル など
*紫外線散乱剤→酸化チタン、酸化亜鉛 など
(KOSE 「紫外線から肌を守る」参照)

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肌を保護する方法

効果を与えるのではなく、「守り」を重視したいので刺激の少ない成分を選びましょう。
ワセリン、ミネラルオイル、スクワランは肌に浸透はしませんが蓋になって肌を守ってくれるもので赤ちゃん向けのスキンケアによく配合されています。
特にスクワランは皮脂に似た成分なので乾燥して皮脂が出ていないようなら、スクワランを足すことで肌を保護してくれるので嬉しい成分ですね♪

そして意外な落とし穴も。よかれと思って使っている成分でも肌荒れを起こすことがあります。
「セラミド」は肌の油分と似たような成分なので、肌馴染みが良く人気ですが、テクスチャーをなめらかにするのが難しい特徴があります。

「高配合」と表示され、たくさん入っている場合は「乳化剤」が多く使われていることがあり、それによって肌が荒れることがあります。

乳化剤でも肌に合うものと合わないものがあるので、肌トラブルがなければ使用を続けてもOKです!

様子を見ながら合う化粧品選びを

お客様もおっしゃっていましたが、「守りの化粧品だと使っている気がしない。」
それもとてもよく分かります。

化粧品を購入する時に「医薬部外品」(薬用化粧品)だと全成分が書かれていない時があるので、何が入ってるか分からないことがあるので購入する時はなるべく全成分が載っている「一般化粧品」を選びます。
※医薬部外品と表示のないもの

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化粧品を使ってみて肌トラブルがあった場合は何が合わなかったのか検証していき、合わない成分の予測がついた時はその成分が入っていないものを購入するようにします。※そのために成分表が書かれています

地道な作業ですが一生使っていく化粧品なので、自分に合うものが見つかると化粧品も毎回迷わずに済むことになります。

色々迷って疲れた時はとりあえず肌に蓋をして「寝る」
これも肌を修復するのに欠かせないポイントです!

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